『君の名は。』などにも登場!「プロダクトプレイスメント」っていったい何?

映画やドラマ、アニメを見ていると、たまに現実の商品や店名が実名で登場することがある。たとえば『獣になれない私たち』(日本テレビ系)で新垣結衣が使っているスマートフォンは「Galaxy」の商品。第4話ではスマホの電源を落とすシーンで思いっきり“Galaxy”のロゴが表示され、「ステマなのでは?」「商品の実名って出していいんだっけ?」などと指摘されていた。

しかしこのような広告手法にはしっかりとした名前があり、「プロダクトプレイスメント」と呼ばれている。契約しているブランドなどの商品を小道具として作品中に登場させることで、『獣になれない私たち』以外にも多くの実例が。スマホでいえば2018年の夏クールドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)にも「Galaxy」が登場しており、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)では「Xperia」が使用されていた。

2016年に社会現象を巻き起こしたアニメ『君の名は。』も、「プロダクトプレイスメント」のオンパレード。例えばアニメの登場人物が飲んでいるペットボトルの飲料水は、サントリーの「南アルプスの天然水」。新海誠作品繋がりで遡ると『言の葉の庭』がわかりやすく、朝から新宿御苑でビールを煽るお姉さん・雪野百香里は「金麦」を飲んでいる。

実際に宣伝効果はすさまじく、ネット上でも「『君の名は。』に影響されて『南アルプスの天然水』を飲むようになった」「『言の葉の庭』を見たら誰だってチョコレートをつまみに『金麦』を飲むでしょ」といった声が。“聖地巡礼”で実際に舞台となった場所を訪れる人がいるのだがら、登場人物が愛用しているアイテムを購入するのも自然な流れ。ファンは“質感”を求めてしまうものなのだろう。

また単なる宣伝ではなく、“演出”としても効果を発揮している。以前から「作品内で架空の商品が出るとなんか冷める」という人は一定数いるが、実在の商品名を出すことで作品の“リアルさ”が増すことも。その他アニメ『TIGER & BUNNY』は、“企業に所属して戦うヒーロー”という世界観そのものが「プロダクトプレイスメント」とマッチしていた。

“作品の商品を実名で出したい”制作側と、“商品を宣伝したい”スポンサーがWin-Winになれる「プロダクトプレイスメント」。今後も益々多くの作品で使われていくかもしれない。

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