野原ひろしの靴下をにおいチェッカーで計測!臭さレベルはいくつ?
強烈な臭いでお馴染みの、「クレヨンしんちゃん」に登場する野原ひろしの“靴下”。映画版などでは悪役を倒す武器としても使われているが、そんな“兵器”を無力化しようとする企業が登場。“野原ひろしの靴下VS日本の企業”の熱い戦いに注目が集まった。
なぜこのような事になったのか、発端は今年6月に開催された「東京おもちゃショー2018」に遡る。同イベントに「セガトイズ」は、野原ひろしの靴下を出展。科学的に調合した香料で、靴下の激臭を再現している。
そもそもなんでひろしの靴下を再現したのかという疑問も残しつつ、行きがかり上はじまった決戦の日取りが決まりました。7月2日、私は洗濯機を抱えてイヤイヤ参戦します。 pic.twitter.com/d2yRVkfDBa
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2018年6月28日
これに参加者からは「おもちゃショーで一番ヤバい展示物だった」「新商品の印象が霞むほどの衝撃」「何故全力を尽くしてしまったのか」といった声が。すると「花王 アタック」のTwitter公式アカウントが「これ、終わったら洗っちゃダメですか?」と宣戦布告。「セガ」公式アカウントが「マジですか…? 相当臭いですよ…?」と返すも、「花王 アタック」は「挑戦させてください!…望むところです」と自信満々に答えていた。
さらに家電の大手メーカー「シャープ」が、「野原ひろしの靴下をきれいにする対決、公正中立にと言いたいところですが、アタック連合として洗濯機で洗いましょうか?」と参戦。計測器メーカー「タニタ」も、「うちで臭いがはかれる商品があれば良いですね」と名乗りを上げる。
こうして“野原ひろしの靴下VSシャープ・アタック連合”の対戦カードが実現。「タニタ」は加齢臭や体臭を数値でチェックできる新商品「においチェッカー ES-100」を持ち寄り、“主審”として参加した。
決戦が行われたのは7月2日。まず「においチェッカー ES-100」による臭いの測定が行われたのだが、“野原ひろしの靴下”は0~10の11段階で“レベル8”という驚異的な数値を記録。「タニタ」曰く「死ぬほどくさい」数値なのだという。このレベル8の靴下を「シャープ」の洗濯機「ES-PU11B」に入れて、「花王」の「アタックNeo抗菌EX Wパワー」を投入。各企業がチョイスした自慢の商品で洗浄していく。
結果、主審の「タニタ」は「においチェッカーによる判定はゼロ! そして官能評価による判定は、ややひろしを感じるものの明日は会社に履いていけるレベル! よって、花王シャープ連合の勝利とします」とジャッジ。この対決にSNSなどでは、「レベル0まで臭いを落としたシャープと花王もすごいけど、それでも若干残っている“ひろし”も強い」「想いの他熱い戦いになって笑った」「みんな楽しそうでなにより」といった声が。
「日本の企業はまだまだやれる」、そう思わずにはいられない戦いとなったようだ。