相方って恋人を呼ぶオタク彼女は嫌?

 匿名で記事を投稿できるウェブサイト「はてな匿名ダイアリー」に、彼女から“相方”と呼ばれている男性が投稿。これに対して多くのユーザーがコメントを残し、大反響となっていた。

記事のタイトルは「相方って呼ばないで」。投稿者は30歳を過ぎて所謂“オタク女子”と付き合うことになったそうで、その彼女の見た目は普通に可愛らしい女の子だという。しかもご飯の嗜好も合うし、2人ともゲーム好きで話していて楽しいなど投稿者にとって申し分なく、「将来的には結婚しても良いかなあと思っている」とまで綴っている。

しかし、「ただ、Twitterで俺のことを『相方』と紹介するのが、どうしても解せない」と投稿者は主張。「漫才のコンビじゃないし、仕事を一緒にしてるわけでもない。『今日は相方の手料理晩御飯。相方の作るパスタは絶品』とか写真付きであげてくれるんだけど、(恋愛関係のない)同居人みたいに思ってるのかなと感じるし、もしかしたら『自分は恋人いないですよ』ってアピールしてるようにも思えてしまう。そうでなくても、(アニメの中でしか出てこないような)きもいオタクが言う『拙者』みたいな感じで相当気持ち悪く感じる」と、“相方”呼びに対する想いを吐き出した。

違和感を抱いた投稿者がネットで調べてみたところ、“彼氏”と呼ぶのは性的関係を匂わせて恥ずかしいので、照れ隠しで“相方”と呼ぶケースがあると知ったそう。

それでも投稿者は「最近、彼女の友達(オタク)に俺を紹介されたんだけど、『相方の増田さんです』みたいな感じで紹介される。もうぞわぞわって来てサブイボ立っちゃうわけです」「うまく傷つけないように伝えて、やめてもらう方法ないもんかな」と、“相方”呼び否定派の立場を崩さなかった。

これに対して様々な方向から意見が飛び交っている。まずは投稿者に素直に共感し、「確かに相方呼びは寒い」「めちゃくちゃわかる! 相方ってなんだよ!」といった意見。

一方で、「彼氏・彼女」に実は嫌悪感があるという人もいるようで、「彼氏・彼女呼びすると、“こいつは俺の所有物”って感じがする」「他人のパートナーならまだしも自分のパートナーを彼氏彼女呼びは違和感」「俺も彼氏彼女呼び好きじゃない。もっと適当な単語ないもんかしら」といった声があがっている。

さらに、反響の声の中には、投稿者の彼女の“心の奥底”を推測する人も。彼女は“オタク”であるため、仲間内では恋人を作ってリア充的な雰囲気を醸すことを遠慮している可能性がありそうだというのだ。Twitterももちろんオタク仲間が見ているため、確かに「彼氏がどうのこうの~」などとツイートしたら、「リア充爆発しろ」と思われるかもしれない。「オタク界では彼氏や夫の話題を出すなという空気があるので彼女は配慮してるつもりなんだろう」「普通に考えて同族への配慮だと思う」と擁護派も続出。

果たして投稿者は彼女に“相方”呼びを辞めさせることができただろうか。