ゲームソングを作るには「作品世界に飛び込む」こと! アドベンチャー・ゲームと音楽家の向き合い方

 

3回目のワクチン接種完了! さぁ私の体はどう反応するでしょうか! どちらかというとちょっとワクワクしております^^。

これで万が一コロナウイルスにかかっても軽度で済むというのがみんなに当てはまれば、少しずつ状況は変わっていくでしょうね。こうして、みんなで協力しあって乗り越えていこうぜって言ってる矢先のロシアの騒ぎ。一体全体どうなってるんでしょうね。理解なんてとうていできませんよ。早く終わるようにと祈ることしかできません。収束に向けてなんとかうまい方法がみつかりますように。。。


さて、そういえば前回コラムの最後でちょこっとお話しした作詞の件、なんと一発OKでした~~~~!!! やったね!! ゲーム作品の歌だったので、ゲーム制作チーム、原作者様チェックがあるのです。

トゥルーエンド・ルートをプレイしてからの作業でした。読破するのに3日かかりましたぜ! アドベンチャー・ゲームというのは、自分でめくる紙芝居のような、パソコンその他ゲーム機で”物語と絵と音”を楽しむスタイルのゲームで、選択肢によっては、ゲームオーバー、通称バッド・エンドになってしまったりするのです。

トゥルー・エンドとは、作者が描きたかった本当のエンディング、ということなのです。通常、ドラマやアニメではこのひとつの物語ですよね、アドベンチャー・ゲームだといくつもエンディング、物語があるので、歌がたくさん必要になるわけです♪

歌うだけでなく、作詞をさせてもらえるとなれば、張り切って作品世界に飛び込みます。約5分の曲の中に物語をぎゅっと凝縮したいですからね! それがわかってもらえて一発OKからの、歌の収録も終わり、只今チームZIZZ STUDIOにて絶賛仕上げ中なのです。とはいえ、この件についてはまだ未発表ゆえ、発表され次第作品名をお知らせいたしますね^^。

縁あってアドベンチャー・ゲームの歌を歌い始めて早20年、いまだに「歌って」と言われ続けていられるなんて、しみじみ幸せ者です。ありがとうございます!

そして今、そのアドベンチャー・ゲームが2.5次元と呼ばれる演劇作品にもなったりしてるんですよ!

3月には、私がエンディングを担当したゲーム『sweet pool』が舞台化。終演後、舞台のセットをバックにそのエンディングの別バージョンを歌ってきました。ステージから涙する観客のみなさまを見て、ああ、私はこの世界の一員になれているんだなぁ~と感動いたしました。

さぁ、ゲーム作品に負けてはいられませんよ、春の訪れと共に音楽チーム、動きが活発になってまいりました。私が参加しているユニットQuadrifoglio(クアドリフォリオ)も5月に2本の有観客ライブ、YOI HARU(よいはる)は月一で無料YouTube配信ライブやっていこうぜ! と気合入ってます。よりたくさんの方に届くように邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします☆

 

いとうかなこ

(C)いとうかなこ2021

栃木県宇都宮市出身
高校時代より地元宇都宮でバンド活動開始。1996年TV番組「えびす温泉」出演をきっかけに1998年単身上京。2000年にZIZZ STUDIOと出会い、2002年ニトロプラス社PCゲーム『鬼哭街』でゲーム主題歌デビュー。以来、ゲーム主題歌を中心に活動し、オリジナル楽曲も多数発表。2018年からインディーズ・ユニット活動も始め来年2022年には20周年を迎え“呼ばれた祭りは全部行く!”をモットーに風の向くまま活動中♪