カオスキャラ大集合! さくらももこの『コジコジ』がツッコミどころ満載

■謎だらけ? 大人気『コジコジ』のキャラ設定

そもそも「コジコジ」って一体何者?

メルヘンの国を舞台にしたファンタジーと大爆笑のナンセンスギャグが融合した作品である『コジコジ』。『ちびまる子ちゃん』で有名な「さくらももこ先生」の作品としても広く知られています。しかし主人公である「コジコジ」のプロフィールについては、ほとんどのことが明らかにされていません。今回はその謎とツッコミどころだらけの『コジコジ』のキャラ設定についてご紹介します。

『コジコジ』公式サイトより

そもそも「コジコジ」とは何者なのでしょうか? 動物か人間か? 性別は? 公式ホームページを見ても年齢や性別は不明で、謎の宇宙生命体と記載されています。言い換えると「存在」のみの根源的なキャラクター。『コジコジ』は謎が多いからこそ深読みでき、子どもだけではなく大人も楽しめる作品となっています。

脇を固めるカオスなキャラクターたち

キャラ設定に特徴があるのは主人公の「コジコジ」だけではありません。その他にも、バラエティにとんだ設定のキャラクターが数多く存在します。コジコジに対し、天性のツッコミセンスを発揮する役回りの「次郎」。彼は半分鳥で半分魚の半魚鳥らしいのですが、飛ぶことも泳ぐこともできません。鳥と魚の長所を敢えて削ぎ落したキャラ設定が面白いですね。

興奮するとお茶を沸かしてしまう「やかん君」は、なんと「やかん科」という設定。「ネコ科」であれば「ネコ」や「ライオン」などいくつかの動物が思い浮かびますが、「やかん科」には他にどんな種類の生物がいるのでしょうか…。

『コジコジ』には他にも「光の粒・ぺろちゃん」や「お天気の神様・ハレハレ君」、「カメの精・カメ吉」などツッコミどころ満載なキャラが勢ぞろいしています。このような個性豊かなキャラクターが存在することも、『コジコジ』がファンから愛される理由のひとつかもしれません。

(文=ザ・山下グレート)