サザエさんとのじゃんけんに必ず勝てる? チャンスは一年に一回訪れる

■サザエさんのじゃんけんには法則があった?

サザエさんは決まった手を出すことがある

1969年10月から放送されている国民的アニメ『サザエさん』。次回予告後の恒例、サザエさんとのじゃんけん対決を毎週楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。サザエさんとのじゃんけんはアニメ放送開始当初から行われていたわけではなく、1991年10月20日放送回から始まりました。

アニメ『サザエさん』公式サイトより

サザエさんがじゃんけんで出す手は、総合的に見るとグー・チョキ・パーそれぞれ約3分の1ずつで特に偏りがあるわけではありません。しかし「サザエさんじゃんけん研究所」によると、1月・4月・7月・10月の各四半期最初の放送では、チョキを出す確率が非常に高いということが判明しています。とくに新年最初の放送では、1995年から2022年まで全てチョキ。なんと28年連続で同じ手が続いています。

28回連続で同じ手を出す確率は……?

それぞれの手が完全にランダムで選ばれる場合、じゃんけんで28回連続同じ手になる確率は3分の1の28乗です。計算すると、22兆8767億9245万4961分の1という天文学的な数字。ちなみに年末ジャンボ宝くじで一等が当選する確率は2000万分の1なので、28年連続チョキがどれだけあり得ない事象なのか一目瞭然です。

気になるのは、「新年最初の放送でなぜ同じ手を出すのか?」「それがなぜチョキなのか?」ということ。ネット上では「新年最初に勝って気持ちよくなってほしいということでは」「チョキは平和を願うピースサインでもあるのでは」などさまざまな推測がされていますが、真相はサザエさんのみぞ知るようです。少し気が早いですが、2023年最初の放送に向けてグーを出す準備をしておくと良いかもしれません。

(文=ザ・山下グレート)