Aメロは毎週変わる!?「くの一ツバキの胸の内」エンディングの仕組みが面白すぎる

 

皆さんこんにちは。今回から日刊ビビビにて連載をさせて頂くことになりました。音楽クリエーター、プロデューサーの鈴木Daichi秀行です。

好きなように書いてください! という事でしたので、ここでは普段行っている音楽制作の事や音楽機材のお話だったり、僕と同じように音楽を作っている人や音楽が好きなリスナーの方だったり、皆さんにも興味がありそうな話題を書いていこうと思っています。

4月から「くの一ツバキの胸の内」というテレビアニメが始まるのですが、そのエンディングテーマの編曲(一部作曲)を担当しておりまして。

このエンディングテーマがとても面白い内容になっているんです。
くの一ツバキの胸の内公式サイト

Bメロ~サビのメロディとキーやテンポは同じで、それ以外のAメロのメロディや編曲を
週ごとに違う作家が担当しています。

どの週に誰の作品が放送されるかも見てのお楽しみとなっていて、他の方の楽曲を数曲聴かせてもらったのですが、これがそれぞれ全く別物の曲になってるんですよね。

参加クリエーターも個性的なメンバーが揃っているという事もあるのですが、楽曲の雰囲気、テンポ感や構成感だったり、ここまで違ってくるか! というなかなかの衝撃がありました。

この企画では2枠を一般公募する企画も走っておりまして、そちらもなかなか面白く、誰のどんな作品が採用されたかは放送を見てのお楽しみとなっています。
一般公募ページ(募集は終了)

普段から思っている事ですが、作家としてその人に頼む理由というか、その人にしか出来ない、作れない音というものが必要で。

そう思ってもらえるように作家みんな日々切磋琢磨して音楽制作をしているわけです。

編曲の仕事というのも何をしているのか説明するのがなかなか難しく、メロディ以外の伴奏を作るという説明をしてもいまいち解りにくく理解してもらうのが難しかったりするのですが…。

是非このアニメのエンディングを毎週見て頂くと良くわかるんじゃないかな? と思います。

アニメファンはもちろん、音楽作家を目指している方や興味のある方にも是非みて頂きたいと思います。

聴いた感想なども是非教えてください!

僕の担当した楽曲が公開されたらその楽曲についてのお話もしてみたいと思います。

それではまた~!

 

鈴木Daichi 秀行

(C)株式会社Cubic Records

株式会社Cubic Records 代表取締役
Sound Produce、作曲、編曲、Guitar、Bass、レコーディング&ミックスエンジニア
公式サイト:https://www.cubicrecords.jp