『SLAM DUNK』流川楓のモデルはマイケル・ジョーダン!? 2人の類似点を考察!

■『SLAM DUNK』流川楓とマイケル・ジョーダンの共通点とは?

アームバンドやバッシュのほかシュートフォームまで酷似

2022年秋に映画化も決まっている『SLAM DUNK』。言わずと知れた、バスケットボール漫画の金字塔です。『SLAM DUNK』を読んだことがなくても、「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」という安西先生の名言は聞いたことがあるのでは?

「『SLAM DUNK』Blu-ray」東映ビデオオフィシャルサイトより

そんな『SLAM DUNK』に登場する人気キャラに流川楓がいます。クールだけど負けず嫌い、そして天才的なプレーをする流川。彼のモデルが、バスケットボールの神様であるマイケル・ジョーダンと言われていることを知っていますか?

流川がいつも左肘にしているアームバンドや、エア ジョーダン5のバッシュ。さらに、流川のシュートやドライブはジョーダンと見紛うほどのフォームです。練習試合のときに着用していたビブスの背番号は、ジョーダンと同じ背番号23でした。連載当時の高校バスケの背番号は4番~18番までしかつけられなかったため、作者の井上氏はビブスの番号を一緒にしたのかも?

2人のバスケットボールに対する熱意の酷似

そもそも『SLAM DUNK』自体が、当時のNBAの勢力図を模して作成されたもので、作中に登場する高校にも実在するモデルチームが。流川楓や桜木花道のいる湘北高校は、ジョーダンの在籍していたシカゴ・ブルズがモデルといわれています。実際に湘北高校とシカゴ・ブルズのユニフォームを見比べてみると、どちらも赤い色がベースでデザインもそっくり。

強豪校の翔陽はボストン・セルティックス、海南はロサンゼルス・レイカーズという説が有力です。ブルズは弱小チームだったものの、ジョーダンの大活躍で快進撃を遂げます。湘北高校の弱小バスケットボールチームに入った流川とも重なりますね。

試合中の2人の共通点といえば、両目をつぶったままのフリースローではないでしょうか。流川はインターハイ1回戦での片目負傷時に、ジョーダンは相手の新人選手の前で両目をつぶったフリースローを成功させます。

天才的なプレーをするジョーダンですが、周囲の人には「練習の鬼」として知られていました。チームメイトが帰った後も黙々と練習する姿が目撃されています。流川も天才と騒がれながらも練習はストイック。“バスケットボールに対する熱意”という芯の部分が共通しているからこそ、流川楓=ジョーダン説が不自然に感じないのかもしれません。

(文=ザ・山下グレート)