新体操と古代文明モチーフの戦隊ヒーロー!? 伝説のヒロイン・桃園ミキを生み出した「大戦隊ゴーグルV」

 

【一色萌のスーパー戦隊コラム】第17回「大戦隊ゴーグルV(ファイブ)」
日刊ビビビをご覧の皆さま、こんにちは。
XOXO EXTREME(キスアンドハグ エクストリーム)の一色萌(ひいろ・もえ)です。

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さてさて、話題の新シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』がついに始まりました。

その展開の速さや登場人物のキャラの濃さで、今のところ私の印象としては賛否以前にとりあえず圧倒! わっはっは! といった具合なのですが、皆さんはいかがでしょうか。

視聴済みの方とお話ししてみると、「なんなんだあれは……」と戸惑っている人と、「なにこれ超楽しい!」と早速はまっている人が半々といった感じで、ここまで人によって感想の分かれる作品も珍しいのでは? と思っています。

すでに散らばっている要素の中にもきっと回収されていく伏線がたくさんあると思うので、引き続き今後の展開を楽しみにしたいと思います。

この場をお借りして近況報告。「テン・ゴーカイジャー」BD届きました! 発売おめでとうございます!!!(C)Twelve-Notes

古代文明×新体操アクション!
『大戦隊ゴーグルV(ファイブ)』の放送開始は1982年。

大昔から人類に災いをもたらしてきた暗黒帝国・デスダークから平和を守るために正しい科学を用いて戦います。

変身モチーフは古代文明ですが、アクションのモチーフは新体操という、異色の組み合わせが個性的なシリーズです。

これまでの作品ではアクションに関しては現場に一任していたとのことですが、今作では新たにアクションにもモチーフを設定することで、新鮮な動きを取り入れるねらいがあったようです。

流れるようにしなやかで、かつ激しくもある新体操の動きは前作の『太陽戦隊サンバルカン』とはまた異なるダイナミックさと華やかさがあります。

武器としてリボンやボール、フラフープが登場するのも目新しく、『ゴーグルファイブ』ならではの味となっています。

編成面では、『サンバルカン』ではシリーズ初の男性のみ3人編成に挑戦しましたが、今作では男女混合の5人編成に戻されました。

シリーズ初のブラックの戦士が登場したことや、大川めぐみさん演じるゴーグルピンクこと桃園ミキのアイドル的人気が注目ポイントです。

今でも“戦隊ヒロインといえば”という話題では必ず桃園ミキの名前が上がるほどの人気のわけは、『ゴーグルファイブ』を1話でも視聴すればその愛らしい存在感で納得させられてしまうことでしょう。

『ゴーグルファイブ』といえば、戦士たちの活動を支える「コンピューターボーイズ&ガールズ」(通称コンボイ)という存在も外せません。

コンピューター操作が得意な5人の子どもたちがメンバー一人一人に担当としてつき、基地の中からテキパキと指示を出す姿は、時に戦士たち本人よりもかっこよく見えることすらあります。

当時の子どもたちが「ゴーグルファイブごっこ」をして遊ぶとき、戦士役とコンボイ役はどちらが人気だったのかなぁ、なんて考えてしまいます。

ゴーグルファイブの世界で敵組織デスダークは、文明の利器や科学の力を悪用し、人殺しや戦争の道具にすることで暗躍した悪の帝国として描かれます。

世界情勢の雲行きがあやしい今日この頃、ゴーグルファイブがかっこよく登場してくれないだろうかと、思わず願ってしまったのでした。

●次回は『超電子バイオマン』をご紹介します!

 

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一色萌(ひいろ もえ)
5月27日生まれ。東京都出身。双子座のA型。
プログレアイドルXOXO EXTREME(キスアンドハグ・エクストリーム)赤色担当。
MOGU2 NEWS 「キスエク・一色萌のアイドル、色々。」連載中
Twitter:@hiiro_moe
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