史上初!? 西武園競輪場でのデュエマ大会開催の裏側を主催者が語る
こんにちは! 星野聡汰です。今回は2/26に西武園競輪場にて行われたプラネット杯specialについて書いていこうと思います!
史上初? の西武園で行われたデュエルマスターズのCS。なぜ西武園でやるに至ったのか? 大会運営者の裏側、悩みとかそれまでの経緯を雑多オタクに… 書いていこうと思います。
1:発端
この話が出てきたのは去年の夏頃。第1回のプラネット杯が終わったあたりだったと思います。
第1回プラネット杯についてはこちら⇒「デュエマ公認大会の主催者が語る開催の裏側! コロナ禍での運営のポイントは?」
より規模を拡大し、沢山の人が参加できるようなイベントにしましょう! というお話を頂き、西武園競輪場でのサイクルシアターでの大会企画がスタートしました。収容人数500人を超える大きな会場(見てください! このスクリーンにシアター席! 凄いですよね?)ということもあり、当初は200人ほど集めて独自に大会を開いてもいいのではないか? という話もありました。

(C)ローカルドリームプロダクション
今そういった大型大会を開くことが出来ないのは、情勢ももちろんですが個人ではそこまで大きな会場を借りられないためというのもあるのではないかと考えたためです。広い会場が使えるなら感染対策をしっかりして2019年以前のようなイベントを行うのも今後のことを考えるといいかもしれない! よし、この方針で景品案、感染対策案、広告方法などをまとめ10月目処に開催を!と考えていたのですが…
この話が出た直後にまた緊急事態宣言が出てしまい、話は一時中断。開催時期が不透明になってしまいました。
2:企画再開、内容の具体化
それから2ヶ月くらいたった12月某日。再度競輪場での大会開催が決定。ただこの段階ではイベントをやる! というのが決定していただけで具体的にどんなことをやるかという部分まで決定していませんでした。12月の段階では、感染状況は悪くなくどちらかと言えば落ち着き傾向。この時ふたつの選択肢がありました。
1. 8月段階で企画していた非公認大会。200人程度の規模。会場の定員の半数での開催のため感染対策としても申し分無い。
2. 公認を貰うCSでの開催。最大人数80人での開催。会場規模から見ても少しすくない人数での開催となるが公式からのサポートが貰える、受付の簡略化など利点も多い。
正直安牌を切るなら2が妥当なんですが、1でも行けるのではないか? と考えていた理由に他ゲーでの開催実績があったんですよね。バトルスピリッツというカードゲームでこのような大会が開催されてました。
⇒https://fullahead-tcg.com/urara_2022_0131.html
これはcoremastersという大会で、フルアヘッドというカード関連企業がスポンサードした非公認大会。過去4回開催されており、それら全てで100人以上の規模の大会が行われていました。
もちろん、企業のバックボーンや利益率など単純比較できるものでは無いですがやりようによっては非公認開催も不可能ではないという証明になっていました。まー今思うと目算甘いなあと思わざるを得ないんですが。
これは個人的な考えなんですがカードゲームのイベントを行う上で関連企業のスポンサードはマストだと思っていて、200人程度のイベントを今行うのであれば景品内容などの問題から個人だけでは限界がありました。
それであれば、スタートアップは現実的に行こうということで公認CSの開催の方向で舵取りをしました。 12月の段階では過去2回の開催結果を見ても失敗する可能性が少なかったということとサポートカードという公式からの変え難い恩恵があったためです。
そして2/26に向けて演出諸々考えを詰めにかかったわけですがここでもまた壁が立ち塞がります。
3:オミクロン来襲、景品内容更新
1月になってコロナウイルスオミクロン変異体の蔓延、それまで感染者は落ち着いていたのにブーストをかけるが如く感染者数がぐんぐん伸びていきました。それによる蔓延防止措置の実施。大会開催に暗雲が立ちこめます。 実際2月はこの大会以外にも他に2回開催予定でした。ただでさえ安定開催ができていない手前流れを作りたかったのですが、会場側の定員の都合などでそれら2回の大会は中止せざるをえなくなってしまいました。仕方ないとはいえ、少し悔しいですね。
これだけならまだ良かったのですが、新年を迎えたということでCSサポートの更新が入ります。景品であるサイゾウミストというカードの値崩れが過去例を見ないほどに激しく、去年までのデドダムと比べるとどうしても魅力度では劣ってしまうのは事実あります。そしてこの景品変更でCSのドタキャン問題が議題として上がります。
サポートを通して景品を厚くするためにCSにしたのにドタキャン等で定員を割り、サポートを通せなくなったら本末転倒。大会を開催する意義はあるのか? という所まで悩みました。 ただ会場側がやります! と言ってくださったので来てもらえる人に満足して貰えるよう音響や運営、演出など考えて事前準備を完了。当日を迎えました。
4:当日の様子

(C)ローカルドリームプロダクション
今回大会の定員は80人に設定していましたが現段階の参加表明者は69人。初めてエントリー段階で定員を割ってしまいました。これは私の実力不足ですね。宣伝活動をもう少しやるべきだったなと思ってます。
そして受付前、受付中でふたつのトラブルが発生します。それが
1. 会場わからず迷子事件
2. ひっつき虫無限にベッタベタ事件です。
1. スタッフの方が会場を間違えて観覧車の方、逆方向に行ってしまい少しあたふたするという事件がありました。これは私が会場の動線をよりはっきりと示して置かなかったことに起因した事件なので申し訳ないなと思ってます。もうひとつの事件もこの慢心が起因します。
2. 参加者が会場までの道のりがわからず茂みを超えて歩いてきたらズボンにひっつき虫が張り付きに張り付いて養生テープで取る作業が発生してしまうという事件です。
これはもう道のりをわかりやすくしようにつきます。一応こういった道のりを示す案内板みたいなのは設置してました。
そして真っ直ぐ歩くと右向きの矢印が目印!階段をおりていただけば、受付看板があります!
そこを左に曲がれば入口が! pic.twitter.com/F89CVvchlK— プラネット杯運営 (@Planetcupsugoi) February 26, 2022
ただ初めて来る会場だから道筋はこれだけでは分からないなとその事件で気づきました。次回以降開催する際はそういった点をよりわかりやすく改善ができるよう努めます。
そして受付完了、開会式。50人来ていなければサポートカードを渡すことが出来ないのですが来た人数は… 51人。18人のドタキャンもあれど何とかサポートを通すことが出来ました。これは参加してくれた皆さんのおかげです。本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
今回ほかの大会と違う点は開会式をステージ席で行ったこと。よりイベント感を与えられる、式らしさの演出に努めました。

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このように、スクリーンを使いながら分かりやすくルール説明が行う事ができ、かなり評判がよかったので嬉しかったです。あとは私が苦手なMC、進行をより円滑に行えれば質としては合格点になるなと感じました。自分次第ですね。
そして大会が始まればあとはいつも通り…とは行きませんでした。かなりミスが多かったです。参加者の方に迷惑かけてしまい申し訳ないばかりです。
なれない動線の中で私自身がタスクを中途半端に抱えすぎてその他のスタッフを上手く頼れず全てが半端になってしまったことが要因でした。次回以降の改善点としては
・円滑かつ活気ある進行
・失敗を無くすための事前準備、タスクの適切な分散。
以上2つの改善をします。毎回準備はしてるんですが、その度に想定外な事態が起こったりするので経験不足も大きくあるなと。頑張ります。
大会の様子です。新鮮な会場で皆さん真剣バトルを繰り広げてくれました。

(C)ローカルドリームプロダクション

(C)ローカルドリームプロダクション
決勝もとても盛り上がりました!決勝、3位決定戦まえの写真です。上位の方々だけあり見習うプレイングが見ていて多くありました。
決勝戦
トゥルチさん対nokutoさん
#プラネット杯
#デュエマ pic.twitter.com/vNFSCe4oXX— プラネット杯運営 (@Planetcupsugoi) February 26, 2022
3位決定戦
あんさん@アラジンさん対タブラスマラグティナさん
#プラネット杯
#デュエマ pic.twitter.com/fLoH87NO3n— プラネット杯運営 (@Planetcupsugoi) February 26, 2022
参加者の疑問
ここでTwitterであった疑問の回答を。

(C)ローカルドリームプロダクション
なぜイナズマイレブンなのか? というものです。第1回プラネット杯でもお世話になったとおるさんに今回も協力をしてもらったのですがその紹介方法がイナズマイレブンの選手画面だったのですが、これに対してウケるというものよりはなぜイナズマイレブン? という疑念の声が大きかったです。
ここは失敗だったのかなあという悔しい点なのですが、イナイレの理由はただの遊び心です。ただ紹介するだけでは面白くないということで、とおるさんのスポーツマンらしさや世代予測から誰でもわかるもの、見てわかるインパクト+演出を考えている時のBGMがエイリア編のアニメだったということもありこれしかない! と思いました。
しかし、唐突すぎて困惑が大きかったみたいです。改善点ですね。
5:結果
なんやかんやあれど、何とか一日終わらすことができました。正直運営側としては
・運営進行の質
・定員が割れている
これらの事項から反省点ばかりで成功とは言い難いと感じてしまいます。しかし嬉しいことに参加してくれた方からは好評な意見を多く頂いております。
スクリーンなどがすごい、お昼のお弁当が美味しい、イベントとして新しい部分が多いなど…ありがたい意見を多く頂きました。
終わりの表彰式の際には皆様写真撮影にも快く応じて下さりとても良い写真が取れました。

(C)ローカルドリームプロダクション

(C)ローカルドリームプロダクション
それだけではなく参加してくださった方から運営陣に差し入れまで頂きました。本当にありがとうございました。
プラネット杯ありがとうございました。
頂きものの魂。皆さんありがとうございます。 pic.twitter.com/p0e9llAfyB
— 星野聡汰@そねっと (@hoshing3rd) February 26, 2022
しかも私の血液にもなっているMonsterの差し入れ、参加してくださった方から多くのご好意を頂きました。
今後も自分のできる範囲でデュエマをやっている人に楽しい思いができるような物を企てて行きたいです。圧倒的な駄文になってしまいましたが読んでくれてありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
星野聡汰(ほしのそうた)

(C)ローカルドリームプロダクション
2000年3月11日生まれ。栃木県出身日光市出身。
趣味はゲーム、信号機(写真を撮る)、ウィスキー(アイラウィスキー)、読書。地元のラジオ番組を聴いたことでラジオ業界を志す。
RADIO BERRY「B with You」「B・E・A・T」リポーター、J:COM「100%スフィーダ」ナレーターなどで活躍中。Bリーグの東京八王子ビートレインズ バスケットボールクリニックのMCやFリーグの立川・府中アスレティックスFCのスタジアムMCなども務める。