制作当初は『おジャ魔女おんぷ』だった!? 『おジャ魔女どれみ』に変更となった理由とは
■『おジャ魔女どれみ』は最初『おジャ魔女おんぷ』だった!?
大人気の魔法少女アニメ『おジャ魔女どれみ』
東映アニメーション制作のオリジナル魔法少女アニメ『おジャ魔女どれみ』。1999年2月7日から1期が放送され、その後も『おジャ魔女どれみ♯』『も~っと! おジャ魔女どれみ』『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』と続いた人気作品です。さらに映画や小説など様々な形態で展開され、20周年記念には映画『魔女見習いをさがして』が上映されました。

アニメ『おジャ魔女どれみ』公式サイトより
このアニメの主人公は“春風どれみ”。「マキハタヤマリカの魔法堂」の女主人を魔女と見破り魔女ガエルにしてしまったことで、彼女を元の姿に戻すために魔女見習いとなります。そして仲間の“藤原はづき”や“妹尾あいこ”たちとともに、“一人前の魔女を目指す”というのが大まかなストーリー。
主人公の名前が作品名となった『おジャ魔女どれみ』ですが、実は制作当初のタイトル案は「おジャ魔女おんぷ」だったことを知っていますか?
商標登録の問題で変更に?
「おんぷ」といえば、作中で登場するキャラクターの1人・瀬川おんぷをイメージする人は多いはず。主人公のどれみたちのクラスに転校してきた仲間ですが、なぜ当初は『おジャ魔女おんぷ』というタイトルだったのでしょうか。
実は最初は主人公の名前も「おんぷ」になる予定で、タイトル案も『おジャ魔女おんぷ』だったのです。しかし商標登録の問題でタイトルに「おんぷ」が使えず断念。そこで主人公の妹につける予定だった「どれみ」を主人公に与え、タイトルも『おジャ魔女どれみ』に変更。そしてどれみの妹が「ぽっぷ」、どれみの仲間が「おんぷ」と名付けられました。
『おジャ魔女どれみ』は放送開始から20年が経った今でも様々なグッズが展開されており人気が止まりません。誰もが一度は耳にしたことがあるアニメ作品が、もしかしたら違う名前になっていたのかもと考えると面白いですね。
(文=ザ・山下グレート)