『名探偵コナン』光彦の性格が180度変わった理由は声だった!? 紳士キャラ誕生の秘密
■光彦がキャラ変した本当の理由
紳士キャラ・光彦のモデルがスネ夫って本当!?
小学生ながらに難解事件解決の一役を担う有名な小学生グループ、少年探偵団。『名探偵コナン』の主人公、江戸川コナンの所属する探偵団です。個性豊かな5人の小学1年生で構成され、コナンが振り回されることもしばしば。今回はそんなメンバーの中でも頭脳派で、紳士的な円谷光彦(つぶらやみつひこ)についてご紹介していきます。

『名探偵コナン』原作公式サイトより
光彦の両親は教師で非常に教育熱心であり、小学1年生とは思えないほどの知識量で頭脳派として光彦は活躍しています。時には推理力を活かし、コナンを助けることも。また5人の中では協調性が強く、歩美ちゃんや灰原を危険から守るなど紳士的な面もあります。
頭もよく、やさしい光彦ですが、とんでもない噂が。なんと、光彦のモデルは『ドラえもん』のスネ夫!!! というのも、作者が光彦をイヤミな性格のキャラクターにしたかったようです。
今みなさんの頭の中にクエスチョンマークが並んでいますよね。実際の光彦と性格が180度も違っているから。アニメが始まるまでは当初の設定どおりイヤミな性格でしたが、アニメ開始以降はだんだん性格が丸くなっていきます。ここでみなさんに思い出してほしいのが、光彦の声。高めのかわいらしい声をしていませんか? この声が光彦の性格を変えることに。光彦を担当するのは声優の大谷育江さん。大谷さんのかわいい声に作者は思わず、光彦の性格までかわいらしくしてしまったのです。性格の設定まで変えてしまうとは驚きですね。
世界的に愛されているキャラクターにも影響を及ぼす魅力的な声
大谷さんの声に魅了されたのは『名探偵コナン』の作者だけでではありません。『ワンピース』の作者をも魅了しました。大谷さんは、ルフィ率いる海賊団のマスコット的キャラクターのチョッパーを担当。今では世界中のファンから愛されているキャラクターですが、作者はチョッパーを愛されキャラにするつもりは全くなかったようです。むしろ、マスコットキャラクターは作りたくなかったのだとか。
しかしアニメ版のチョッパーがあまりにもかわいく、反則級にかわいい大谷さんの声が上乗せされ作者も惚れこんでしまったのです。結果、デフォルメ調のキャラクターに寄せていくことになりマスコット的キャラクターのチョッパーが誕生することに。
アニメのキャラクター設定にこんな裏話があるなんて、他のキャラクターについても気になってきますよね。みなさんのお気に入りのキャラクターにもマル秘ストーリーが隠されているかもしれません。
(文=ザ・山下グレート)