『サザエさん』のタマは捨て猫だった! 名付け親ワカメが込めた思いとは!?

■タマは雨の中捨てられていた猫だった

タマと磯野家の馴れ初めとは…

1969年から放映されている国民的アニメ『サザエさん』。50年以上の歴史を誇るそのアニメに登場するオスの白猫「タマ」は日本一有名な猫と言っても過言ではないでしょう。しかし実は声の出演が「?」となっており、ミステリアスなキャラクターでもあるのです。今回はそんなタマと磯野家の馴れ初めについて調べてみました!

「サザエさん」公式サイトより

過去の放送話を観てみると、タマがもともと捨て猫だったことが分かります。雨の日に捨てられていたタマを拾ったのはワカメ。ワカメは物置でこっそりタマに餌をあげていましたが、波平に見つかってしまいます。元の場所へ戻してくるよう叱られたワカメでしたが、追いかけてくるタマを捨てきれず家に連れ戻って物置に隠しました。しかしその後カゼで寝込むワカメの代わりにタマの世話をしていたのは、なんと波平! 波平はすっかり懐いたタマがかわいく思えてきます。こうしてタマは磯野家の一員に迎え入れられることとなりました。

「タマ」はワカメの願いが込められた名前

タマという名前は、拾われた当時ワカメが付けたもの。タマが当時あまりにも痩せていたため、「玉のように丸くなるように」というワカメの願いが込められているのです。ワカメの優しさが表れた、ほっこりするストーリーですね。この放送回を観た視聴者からはネット上で「泣ける」「古き良き日本の昭和のあったかい話」など感動の声が上がっています。今後はタマとワカメの絆に注目してアニメを楽しむのも良いかもしれませんよ。

長年続くご長寿アニメ『サザエさん』。他にも知られていない裏話がたくさんありそうです。

(文=ザ・山下グレート)