渋い声でいい味だしてる穴子さん! 実はアニメだけのオリジナルキャラだった!?
■穴子さんはアニメだけのオリジナルキャラ!?
結構な頻度で登場するのにアニメの中だけ!?
サザエさんをテレビで知っている方なら穴子さんを知らない人はいないでしょう。ご存じの通りマスオさんの同僚です。出演頻度の高いキャラクターですが、実は原作漫画には出てきません。アニメだけのオリジナルキャラクターなんてちょっと驚きですよね。

「サザエさん」公式サイトより
まずは穴子さんの基本情報をお届けしましょう。原作漫画にもマスオさんの同僚は出てくるようですが、穴子さんが登場するのはアニメだけです。たらこ唇とダンディーな渋い声が特徴ですが驚くことに27歳。マスオさんが28歳なのでおかしな設定ではありませんが、穴子さんだけ見るとあの渋さはなかなかのものではないでしょうか!? 声優をされているのは現在二代目で若本規夫さん。実は花沢さんのお父さんと同じ方です。『ドラゴンボールZ』のセルや『人志松本のすべらない話』などでナレーターもされていますよ。
穴子さんにはちょっとこわい!? 奥さんがいます。こわいと表現しましたが、原因は穴子さん。穴子さんはちょくちょく奥さんにうそをつくのです。さらに穴子さんはマスオさんに奥さんへの秘密を暴露し、強引に共犯にしてしまうのでマスオさんは何かと巻き込まれ気味。結局お約束のパターンで見破られるのですが、このパターンのおかげで穴子さんはただの悪い人にはならずに「奥さん強し」の構図におさまっています。
奥さんの名前はタカコさんですが、穴子さんは公式ホームページでも名字のみで名前はありません。アニメのオリジナルキャラなのに磯野家と同じ海に関する名前を持つ穴子さん、とても気になる存在です。ちなみにタカコさんと花沢さんの声優さんは同じ山本圭子さん。家族単位で考えると花沢家と穴子家は同じ構成です。言われなければ違和感がないのは声優さんのすごさですよね。
穴子さんはフグ田夫妻の香辛料!?
穴子さんのつく嘘にフグ田夫妻はたまに巻き込まれます。大した問題になることは少ないとはいえ、サザエさんにとって穴子さんは困った人でしょう。穴子さんは奥さんのタカコさんによく噓をつくのでタカコさんは確認のためサザエさんともコンタクトを取ります。まじめでお人好しなマスオさんとは対照的な存在で、案外穴子さんのおかげでマスオさんの誠実さが目立つのかも!?
穴子さんの不誠実な態度は、マスオさんの正直なところを際立たせるのに一役買っているともいえそうです。そう考えるとフグ田夫妻のいいエッセンスになっているのかもしれませんね。今後も穴子さんから目が離せない!?
(文=ザ・山下グレート)