月火水木金土って読める? 『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生がかつて名乗っていたペンネームとは
■幻のペンネームがあった!?
インパクトが強すぎるネーミング
1997年7月22日に連載を開始した大ヒット漫画『ONE PIECE』。原作コミックは100巻を超え、アニメも1000話に突入するなど長きに渡って愛されている作品です。そんな同作の原作者は誰と聞かれたら、多くの人が“尾田栄一郎”の名前をすぐに思い浮かべられるのではないでしょうか。

『ONE PIECE.com』より
しかし圧倒的知名度を誇る尾田先生は、元々違うペンネームを使っていたことが。尾田先生が『WANTED!』で手塚賞を受賞した時の名前を見ると、“月火水木金土(つきひみずきこんどう)”と記されていました。
その後第104回ホップ☆ステップ賞に『一鬼夜行』が入選した際には、“尾田栄一郎”名義に。なぜ『WANTED!』で変わったネーミングにしたのかは明かされていませんが、審査員の記憶に残りやすそうな名前ですよね。
今のペンネームは本名!
ちなみに現在使っている“尾田栄一郎”は、尾田先生の本名。『ジャンプ』作家には架空の名前を使わない人も多く、『ドラゴンボール』の鳥山明先生や『トリコ』の島袋光年先生も本名で活動している漫画家です。
しかし有名になると、周りに正体がバレて困ることも多いよう。以前島袋先生は、尾田先生と2人で「ペンネームにしておけばよかった」「個人情報とか1ミリも気にしてなかったもんな」と後悔する漫画を描いていました。
多少の不便を感じつつも本名で『ONE PIECE』を描き続けている尾田先生。今となっては“尾田栄一郎”以外は考えられないものの、“月火水木金土”として世界に名前を轟かせる未来もあったのかもしれません。
(文=ザ・山下グレート)