鏡音リン・鏡音レン14回目の発売記念日はこの曲で決まり! ボカロPのゆったり年末年始

 

「はい、みなさまどうもこんにちは。オワタPこと”ガルナ”です」

新年、あけましておめでとう。といっても、この記事が実際に公開されるのは1月の中旬頃だろうし、すっかり正月モードは終わり、いつも通りの日常へと戻っていることだろう。もっとも、昨年に引き続き在宅勤務を続けている方もいるだろうし、コロナ禍の今、この一年が果たしてどのような年になるのか、私にも全く想像はつかない。

私の場合、年末年始は本業が休みなので、ゆっくりと過ごすことができた。一年前にはできなかった実家への挨拶回りも無事にできた。久々に親族が集まって、食事会もできた。まだまだマスクを取るには至らないし、本業では職域接種の取りまとめなどもやっているので、程なくして忙しいイレギュラーな業務が待ち構えているのだろう。心と体を常に健康で在りたいものである。

ここで、一つだけ読者のみなさまにお知らせがある。

本エッセイは月に2回ずつ寄稿していたが、もともとの始まりは担当者からのお誘いで、せっかくならと始めたものだ。早いもので、今回で21回目を迎え、これからの方針についても考えていく必要があったが、だらだらと続けていくよりは、一度しっかりと期日を設けて、それに向けて書ききった方が良いと考えていた。

2021年3月から連載が始まったオワタPのエッセイだが、丸一年で連載はいったん区切ろうと思う。具体的には、24回目が最終回となる。今回を含めたらあと4回だが、毎月2本、継続的に連載できたのは、自分自身が書きたいことをしっかりと受け止めてくれた担当者がいたからだと思う。残り少ない期間だが、最後までよろしくお願いしたい。

ここまで書いておいてなんだが、私は小説家でもある。同人で趣味として書いた小説もあれば、商業作品として書き下ろした小説もある。小説という媒体なので、始まった物語は必ず終わりを迎える。その時に、しっかりと物語を完結させるのか、それともある程度含みを持たせて余韻を残すのがいいのかは、筆者によってまちまちだ。

私はどちらかというと、いつでも続編を作れるように、ある程度余韻を残す傾向が多いと思う。エッセイもそれに分類されるのかどうかはわからないが、きっとこのエッセイも、いつも通りなにか大きな事件が起きることもなく、ただ淡々と最終回が始まり、そして筆を置くのだろう。間違っても「しかし、この時の判断が、まさかあんなことになろうとは、今の私には知る由もなかった」みたいな締め方にはならないとだけは断言しておこう。盛大なフラグのように思えるが、大丈夫だ、安心して欲しい。

一方で、だらだらと続けているといえばボカロPとしての活動はまさにそれに当たるのかもしれない。2008年4月にオワタPと呼ばれ始めてから、気が付いたら2022年1月になっていた。同人アルバムを出して都度区切りをつけているかと思いきや、まだアルバムに収録されていない楽曲を既に7曲も作っている。突然引退をするかもしれないし、しぶとく生き残り続ける可能性だってある。「推しは推せる時に推せ」とはよく言ったものだ。推され続けて14年、まだまだ安心して推して欲しい。

さて、そんな14年目といえば、先日12月27日は鏡音リン・鏡音レンの14回目の発売記念日だ。いつ頃からか、私も誕生祭として新曲を投稿することが続いていたが、今回も作品を公開したので、まだ見ていない方はぜひ見て欲しい。

[official]リンちゃんなう!Seasons feat.オワタP(初音ミク、巡音ルカ、鏡音リン)

おかげさまで、YouTubeでは公開初日で10万再生を突破するなど、リンレン人気は留まることを知らない。これからも色々なキャラクターの楽曲を生み出していくとは思うが、読者のみなさまにはぜひオワタPに限らず色々な方の楽曲を聴いて貰いたい。以上が今回の宣伝となる。

今回は新年の挨拶と、今後の話について語らせてもらった。次回はまた少し、どこにでもある普通のコラムを書かせてもらおうと思うので、お楽しみに。
それでは。

つづく

 

ガルナ(オワタP)

(C)ガルナ(オワタP)

1987年12月31日生まれ。東京都出身。山羊座のB型。
代表楽曲「トルコ行進曲 – オワタ\(^o^)/」「パラジクロロベンゼン」「リンちゃんなう!」など
Website:https://garunan.com
Twitter:@tomatowt