フジファブリックが歌う屈折青春ソングに隠された仕掛けとは!?
■歌詞に隠された友情の厚さとは!?
人気ロックバンドが歌詞に仕掛けた絆
釣り×高校生×青春=SF(=青春フィッシング)といえば『つり球』。独特な世界観を鮮やかに彩るのは、人気ロックバンド・フジファブリックによるOP「徒然モノクローム」です。楽曲のすばらしさはフジファブリックファンだけではなく、つり球ファンの心も動かしました。特にサビ部分の歌詞に隠された仕掛けがファンにはたまらないと話題に。

アニメ『つり球』公式サイトより
徒然モノクロームは作詞・作曲ともにフジファブリックによって制作された楽曲。グループのメンバーによると「奇麗な空と海の絵、なんだか違和感のあるお話、どこか他人とは思えないキャラクター達のイメージで作りました」とのこと。
注目したいのが歌詞のサビ部分。作詞はベースの加藤慎一が担当しているのですが、サビの中にひっそりとメインキャラクター4人の名前が散りばめられているというのです。
さりげなさすぎて気づかないかも。
さっそくサビ部分の歌詞を見ていきましょう。“遥か彼方まで行きましょう/ チョコドーナツ 気楽にかじりゃ/ 希望 期待 持てるでしょ?/ あきらめるのはまだ早い/ 行き詰まった所がほら それが始まりです”
どこに名前が隠されているのかわかりましたか? 「“遥か”彼方まで」は「ハル」、「遥か彼方まで“行き”ましょう」は「ユキ」、「チョコドー“ナツ気”楽にかじりゃ」は「夏樹」、「“あきら”めるのはまだ早い」は「アキラ」。
歌詞にまで友情の絆を感じさせてくれるなんて胸が熱くなりますね。さりげなさも絶妙です!! フジファブリックによって奏でられる屈折青春ソングに隠された秘密は、絆の強さでした。
(文=ザ・山下グレート)