事務所イベントの総監督を務めるきっかけは「そば」!? Faylanが振り返るS祭りの裏話
「ズルズル…」
「ズルズル…」
「んじゃあ、よろしくね!」
「ふぁあい…」
「ズルズルズルズル…」
蕎麦が異様に美味しかったのを覚えている。
私が所属する株式会社S社長の佐藤ひろ美さんから何気なく誘われた昼食。
なぜ蕎麦だったのかは謎だが… まあ深い意味はないのだろう。
初夏だった気がする。
2014年、S夏祭りの打ち合わせだ。初夏なのに温かいお蕎麦だった。
いや、お蕎麦のくだりはもういいだろうww
なんとなく引き受けた、S夏祭りの総監督。でも私は頼ってもらえたことが、何よりも嬉しかった。
あの頃の株式会社Sは、和気あいあいとしていて、本当に家族のようだった。
まだタレント人数も少なくて団結力もあり、交流もたくさんあって、みんなで顔合わせて打ち合わせもできる範囲だった。
そこで誕生したオープニング。
「S夏祭りが始まるぽー♪」
そう、これはまさに! 佐藤ひろ美さんの楽曲!
『こえだちゃんのおはやっほー♪』
これだーーー!と悲鳴をあげた私は、きっとど反対されるだろうと覚悟しながら提案!
するとなぜか佐藤さん。
「おもしろっ!いいじゃん!Sっぽいじゃん!やってみるか!」
わあああお! さすが佐藤ひろ美様。神様。仏様。
このS祭りからだったなーー。
オープニングがおはやっほー♪ これが定番曲になったのだ。
総監督は想像以上に大変だったけど、でも、形になっていく過程にワクワクして、本番終えた後のビールは最高だった。

(C)株式会社S

(C)株式会社S
あのお蕎麦がなければwww
もしかしたら、おはやっほー♪は、Sを応援して下さる皆さんの心にオープニング曲として焼き付くことはなかった。
そう思うと、総監督ができたS祭りは私の中で特別なイベントだ。
今はもう、たくさんのタレントさんが所属し、佐藤社長と直接お話することも少なくなり、S祭りをすること自体がとても困難な状況になってしまった。
けれどそれは株式会社Sにとって、とても嬉しく有難いことであり、だからこそあの頃の駆け出しの頃の思い出は鮮明に思い出すことができる。
またいつか、きっといつか。
佐藤さん率いるS祭りが出来ると信じて…

(C)株式会社S
今日も朝からおはやっほー♪ を歌います。
そして今年ラストのコラムになると思うので、来年も宜しくお願い致します!
また楽しみに待っててくださいね!
ではでは!良いお年を!!!!!
Faylan

(C)株式会社S
5月8日生まれ、埼玉県出身のO型。幼い頃より歌手を夢見てボイストレーニングを初め、沖縄アクターズスクール東京校でダンスを学ぶ。ミューズ音楽院ヴォーカル科を卒業後、ミュージカルの出演等を重ね、株式会社Sに所属。2008年、TVアニメ『喰霊-零-』の挿入歌「Dark Side of the Light」を世に放ち、鮮烈な印象を与える。2009年7月に1st シングルとなるTVアニメ『CANAAN』OP主題歌「mind as Judgment」をリリースしCDデビュー。その後も立て続けに、多数のアニメ・ゲーム作品の主題歌・挿入歌・イメージソングを担当。