「GLAMOROUS SKY」だけじゃない!? 矢沢あい先生は「ご近所物語」でも作詞していた

 

■人気漫画家は作詞能力も天才だった!?

キュートな恋愛模様に胸キュン!

矢沢あい先生といえば、「NANA-ナナ-」や「Paradise Kiss」など数々の名作を生み出してきた人気漫画家ですよね。特に「NANA-ナナ-」は2005年に実写映画化され、中島美嘉さんが歌った主題歌「GLAMOROUS SKY」も大ヒット。同曲の作詞は矢沢先生自身が担当しています。

集英社「Cookie」公式サイトより

「廻る乱舞のDEEP SKY」「履き潰した ROCKING SHOES」などクールな歌詞は、「NANA-ナナ-」にぴったり。漫画だけでなく歌でも印象的なものを作れるなんて、流石の一言につきます。

そんな矢沢先生ですが、「GLAMOROUS SKY」以外にも作詞をしていたことは知っていますか?

矢沢先生が作詞に関わったのは、1995年にアニメ化もされた「ご近所物語」という作品。主人公・幸田実果子のキャラクターソング、「探さなくちゃ」「一緒にいようよ」の2曲を作詞しています。

「GLAMOROUS SKY」は切ないイメージの歌詞でしたが、「一緒にいようよ」は少女漫画らしいドキドキするワードが満載。曲の終盤では「おやすみ交わすドアの前」「いきなりのキス」なんて言葉も飛び出し、聞いていてキュンキュンしちゃいます。

有名アーティストの曲も作詞!?

さらに矢沢先生は自身の作品以外にも歌詞を提供。2010年にはL’Arc~en~Cielのベーシスト・TETSUYAさんが歌う「lonely girl」の作詞を手がけました。

「lonely girl」は「あの日君の為に決めた別れ」「愛しさに手を延ばすせつない」など、どこか寂しさを感じる歌詞。しかしTETSUYAさんの伸びやかな声に乗ると、悲しさを乗り越えていくような力強い印象の歌にも聞こえます。

漫画だけでなく、歌から矢沢ワールドに触れてみるのも面白いですよ。

(文=ザ・山下グレート)