許斐剛先生の粋な仕掛けに感動! ファンから「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」が愛される理由

■許斐剛先生の作品愛が詰まってる!?

サビの頭文字をよく見ると…

テニス漫画でありながら、リズムゲームが出るほど数多くの楽曲をリリースしてきた「テニスの王子様」シリーズ。人によって好きな曲は様々だと思いますが、「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」も名曲と名高い歌の1つです。

「新テニスの王子様」公式ウェブサイトより

2008年4月23日にCDが発売された「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」は、イケメン侍が歌唱を担当。主人公の越前リョーマをはじめ、手塚国光や跡部景吾など顔のいい男たちが揃ったユニットで人気が出るのもわかりますよね。

しかしファンが「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」を愛する理由は、歌詞に隠された仕掛けも関係しています。注目するのは曲のサビ部分。「Get ready○○」「Ready,go!○○」と続くフレーズの日本語だけを見てください。

「会いに行くよ」「理由はいらない」といった言葉の頭文字を順番に繋げると、「ありがとてにぷり」に。歌詞を担当したのは原作者の許斐剛先生ということもあり、「作品愛に溢れた仕掛けでエモい!」と感動するファンが続出したのです。

ファンへの配慮も完璧!

ちなみに「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」には、もう1つほっこりするエピソードが。同曲はCD発売に先駆け、「テニプリ」ソングの中で初めて配信された歌でもあります。

じつは当時、CD発売日より前にイベント「テニスの王子様 100曲マラソン」が開催予定でした。なのでおそらくイベントに来るファンが歌の予習をしやすいように、わざわざ配信を決行したのではないでしょうか?

感謝や配慮など、たくさんの優しい気持ちが込められた「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」。ファンから好きという声が多いのも納得です。

(文=ザ・山下グレート)