リスペクトのやり方が天才! オーイシマサヨシ「オトモダチフィルム」は「恋」と○○が同じ!?

■メロディーは違うのに雰囲気は一緒!?

縛りがある中リスペクト!

ライブ専用のハッシュタグ「#オーイシ1000円」が度々世界トレンドに入るなど、人気がうなぎ上りなオーイシマサヨシさん。歌だけでなく作詞や作曲もこなしており、2018年に発売された「オトモダチフィルム」もオーイシさんが作った曲の1つです。

「大石昌良 オーイシマサヨシ」オフィシャルウェブサイトより

「オトモダチフィルム」はTVアニメ「多田くんは恋をしない」のOPで、“一生に一度の恋”を描いた作品にぴったりなかわいらしい曲調。そんな同曲は、星野源さんの大ヒットソング「恋」と共通点があります。

以前オーイシさんはラジオ番組で、「オトモダチフィルム」の制作秘話を話したことが。制作を依頼された際に、“星野源さんの「恋」やsumikaのような原宿系ジャパニーズポップス”のイメージで作って欲しいと頼まれたそう。

大ヒットしている「恋」と同じ方向の曲を今やるのか? と苦悩しつつ、しかし要望も踏まえないといけない。そこでオーイシさんは「オトモダチフィルム」のBPM(曲のテンポ)を「恋」と全く同じにして制作。確かに言われてみると、ついノリたくなるリズムには「恋」らしさを感じます。

“曲のテンポを同じにする”と聞くと簡単そうに思えますが、アニソンはワンコーラス89.5秒というルールが存在。テンポを変えられない縛りを設けた上で、時間に収まる曲を作るオーイシさん神すぎでは…。

段々星野さんに見える!?

さらに「恋」といえば思い出すのが、「逃げるは恥だが役に立つ」で流行した“恋ダンス”ですよね。なんと「オトモダチフィルム」のMVでは、オーイシさんがノリノリのダンスを披露。同じ眼鏡姿だし、段々星野さんが演じていた津崎に見えてくるような……。しかもダンスの振りつけは、“恋ダンス”の振付師と同じチームの人だとか。徹底したリスペクトに、めちゃめちゃ気合いを感じます。

ちなみに「恋」を歌っている星野さんは、過去にオーイシさんが制作した「けものフレンズ」の主題歌を称賛していたことも。いつか2人のコラボも見てみたいものです。

(文=ザ・山下グレート)