『銀魂』最終回にも登場! 許斐剛先生が歌う名曲「テニプリっていいな」を全人類に聞いて欲しい…

■作詞・作曲・歌の全てを担当!

プロに引けを取らない歌唱力!?

アーティスト活動をする声優さんはよく見かけますが、じつはCDを出している漫画家がいることをご存じでしょうか? なんと『テニスの王子様』シリーズの作者でハッピーメディアクリエイターの許斐剛先生は、「テニプリっていいな」という曲でデビュー済み。歌唱だけでなく作曲&作詞も担当する多才ぶりでファンを驚愕させました。

「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」公式サイトより

さらに許斐先生のすごい所は、音楽活動が1回限りのお祭り企画ではない点です。その後も「テニプリを支えてくれてありがとう」「悲しいね… キミが近すぎて」などをリリースし、2016年にはついにワンマンライブを開催。『テニプリ』キャラもいろいろな天才がいるものの、これはもう許斐先生も負けてないのでは…?(ちなみにゲーム版だと『テニプリ』の世界に許斐先生モデルのキャラが登場する模様)

とはいえ「曲のクオリティーは素人なんじゃ」と思う人もいますよね。実際歌いだしは「テニプリっていいな」と、「まんが日本昔ばなし」のEDを思い出すような始まりでカオスな予感がします。

しかし聞いてびっくり! 爽やかな曲調と伸びやかな歌声は90年代のJ-POP感があって、お店などでかかっていても違和感がありません。聞き始めたら、つい縦ノリでリズムをとりたくなってしまいます。終盤にかけてどんどん盛り上がるエモさに、白石のごとく「んんーっ絶頂(エクスタシー)!」と叫びたくなりました。

『銀魂』最終回を彩ることに…

『テニプリ』ファンから愛される「テニプリっていいな」ですが、どうやら『銀魂』の作者空知英秋先生の心にも響いたよう。記念すべき『銀魂』最終回では、キャラクターが「テニプリっていいな」を歌いだす場面が描かれて注目を集めました。

『テニプリ』の曲をバックに銀時たちが戦ってる絵面は、なかなかシュール。でも「辛い事があっても大丈夫」「ここに新しいページを刻もう」といった前向きな詞を見てると、心に残る名(迷?)シーンに見えてきます。

何年経っても予想を超えた発想力で私たちを楽しませてくれる許斐先生。やっぱり『テニプリ』っていいなぁ…。

(文=ザ・山下グレート)