同人イベントの“嬉しい差し入れ”ってどんなもの? ベテランボカロPが教える差し入れの極意

 

第13回「同人イベントよもやま話①」

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「はい、みなさまどうもこんにちは。オワタPこと”ガルナ”です」

今回で13回目の寄稿となる。アニメで例えるなら1クール目が終わり、後半の2クール目へと突入したと例えるのが妥当だろうか。

前回の最後で、次回は同人イベントの思い出話をすると宣言した通り、今回は私がこれまでに参加してきた数々の同人イベントの中でも、わりと思い入れのある差し入れの話をしようと思う。

同人イベントに参加すると、当然私のサークルで頒布している作品を手に入れようとやってくる一般参加者がいる。事前に自身のツイッターやウェブサイトで宣伝をしているので、私のサークルを目的にやってくる人が大半だ。中には、即売会の熱気にやられて、オワタPのサークルを偶然見つけて、衝動的に全部手に入れて去っていく猛者もいるが、割合でいればほんの少しである。

そして、中には私のファンの方が、遠方からはるばるイベント会場まで足を運んでくださり、直接感想を口頭で伝えてくれたり、お土産と称した差し入れを紙袋などに入れて手渡ししてくれたりすることもある。さながらアイドルにでもなったかのような気分になる。中身については色々とあるが、直接感想を言うのが恥ずかしいので手紙で渡す方、地元から来たのでそこの銘菓や地酒、あるいはイラストや私にちなんだアイテムなどをくれる方もいる。

凄い時には、差し入れだけでダンボール数箱分になり、イベントで頒布したCDが入っていたダンボールに差し入れを綺麗に詰め直して、そのまま自宅へ送ったこともある。歌い手の知人なんかは、搬入したダンボールよりも搬出するダンボールの方が多いという不思議なこともザラだ。これを避けるために、そもそも差し入れを受け付けていないというサークル参加者もいる。みなさんも差し入れをしたいと思ったときは、事前にそういった注意書きをしていないかきちんと確認して欲しい。特に今はコロナ禍なこともあり、差し入れを受け付けていないサークルの方が多い気がするので気を付けて欲しい。

差し入れについてはいろいろな選択肢があるが、手紙を書く方は不思議とおしゃれな便せんに、すべて手書きで書く人が多い印象だ。5枚以上の超大作で挑んでくる人や、自分で描いたイラストを添えてくる人、中には人生相談をしてくる重ための人もいるが、基本的には後日生配信などですべてご紹介をしている。手紙をくれた方はイベント後の生配信に遊びに来てくれて、そこで私のお返事を聞くという配信だ。その時に私がリスナーから付けられたあだ名は「赤ペン先生」。

文字通り誤字脱字を指摘し校正するような行為をするため付けられた。その誤字をもとに「○○の人」みたいに名付けられたリスナーもいる。リスナー同士の交流会も手紙を通じてあったりして、個人的には私をきっかけに知り合う人がいるのは嬉しい限りである。

手紙は良い。嵩張らないし、ファンの方の感想を形として手元に残しておける。なにより嵩張らない。たくさんもらっても、手元のクリアファイルに挟んで手持ちのカバンなどに入れて持ち帰ることができる。そう、嵩張らないからとても良い。これはとても重要だが、とにかく嵩張らないという一点に限る。管理の楽さ加減から、一番大事といっても過言ではない。

嵩張らないという意味では、現金もありがたい。残念ながら私は同人生活を始めてから差し入れで現金の束を貰ったことはないのだが、同人CD1枚の値段は1,000円、100枚入りのダンボールが完売すれば、それは100枚の千円札へと変化するので、とにかくたくさん手に入れてくれる人はありがたいのである。イベントも終盤になれば、一万円札で買い物をしてくれる人は特にありがたい。お釣りで9枚の千円札が無くなるので、さらに省スペース化が望める。

これだけ聞くととても良い話に見えるが、逆を言えば同人CDが余ってしまった場合は在庫となり、ダンボールで自室が圧迫されることになるので、怖い話でもある。以前も記事にしたが、かつて私は50枚のCDを作っていた人間。ボカロPになってから一気に取り扱う枚数が4桁に上ってしまったため、自宅での在庫管理などの手間も一気に増えることになった。ちなみにこの記事を書いている現在も、在庫のダンボールは3箱程自室にある。よかったら、在庫解消にぜひ協力して、私の部屋の空間を開けて欲しい。

さて、今回の宣伝だが、ほとんどの同人アルバムをダウンロードカードへ移行しているものの、まだ同人CDの形で頒布している作品もあるので、その作品の紹介をしようと思う。アルバム『Sound of Diplomacy』は、同名のボードゲームを知人がオンラインツールとして発表した際に、私が効果音を含めすべて音楽周りを担当した。そのオリジナルサウンドトラックである。現在も通販を行っているため、詳しくは以下のリンクから辿って欲しい。

Sound of Diplomacy(がるなん.com)
通販サイト(メロンブックス)
クロスフェード動画(YouTube)

今回は、同人イベントよもやま話の一回目として、差し入れ文化について触れた。まだまだ話し足りないことがあるので、次回も引き続き差し入れ文化について、私のサークルでの出来事の思い出を中心に語ろうと思う。

それでは。

つづく

 

ガルナ(オワタP)

(C)ガルナ(オワタP)

1987年12月31日生まれ。東京都出身。山羊座のB型。
代表楽曲「トルコ行進曲 – オワタ\(^o^)/」「パラジクロロベンゼン」「リンちゃんなう!」など
Website:https://garunan.com
Twitter:@tomatowt

 

コメント一覧

1
  • 電ヶ製品

    ガルナさんこんにちは
    今回は差し入れのお話ですか!
    ガルナさんがTwitterや生放送で頂いた物の紹介をされたりするので地方に行った際に、そう言えばこの銘菓美味しそうだったなみたいな参考になったりしてます…。ありがとうございます!
    最近イベントが無くてお手紙だったり差し入れだったりが出来なくて少し物悲しいですが、同人イベントが再開したらまた皆さんのお手紙聞きたいです!楽しみです!
    Sound of Diplomacy どの楽曲も素敵ですごく好きです!布教用に今度お迎えしようかしら…!
    次回も楽しみにしています!

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