この音とまれ! 105話 ネタバレ「愛(チカ)」すべてに決着をつけるため、愛が行動する!

■愛を引き戻したい宇月と箏という新しい世界を手に入れた愛の直接対決…!

愛の過去エピソード。愛が道を逸れてしまった訳とは…。

2021年9月3日に発売された「ジャンプSQ.」10月特大号に連載されている『この音とまれ!』105話「愛(チカ)」。前回の104話のラストでは、愛のスマホに届いた筝曲部員の写真とメッセージを見て学校を飛び出していった愛とそれを追いかける鳳月。宇月による仕上げとは一体…?

「ジャンプSQ.」公式サイトより

愛の初めての喧嘩。それは3人がかりで殴られ、必死に抵抗した結果。怖くて震えが止まらないまま警察に保護されていた愛を迎えに来たのは冷たい目をした父親だった。愛の母親は愛が2歳の時に男と出て行ったっきり。1度だけ泥酔した父親が泣きながら、「お前が生まれてからもう ずっと 地獄のままだ」「どうしても お前を愛せない」と零すのを聞いたことがある。

最初の喧嘩をきっかけに不良に絡まれることが増え、誰も助けてくれない恐怖と誰からも愛されていないという事実から愛は不良の道へ飲まれていったが、それを正そうとしてくれたのが祖父だったのだ。

筝曲部を守るために動く愛。また筝曲部の仲間も愛のために駆けつける…!

愛と鳳月が居なくなったことに気づく高岡。そこへ愛の退部届をもった倉田が愛を探しに来る。愛が宇月のところに向かったことを伝えると筝曲部総出で乗り込むことになった。

その頃、宇月と我孫子たちの元に愛が到着。追いかけてきた鳳月も物陰から様子をうかがっていた。こちら側に戻って来い、本当の居場所はここだ、という宇月に、自分には箏があると言い切る愛。そして「もう誰にも手を出さないでくれ」と土下座をする。我孫子たちは馬鹿にしたように笑い愛を蹴りつける。

さらに宇月のことも殴り、驚く愛に宇月はこの傷を愛にやられて我孫子達に助けられたと警察に証言するという。自分の元に戻らなければ愛をはめる作戦だったのだ。我孫子が愛の手を潰そうと鉄パイプを振りかざした時、物陰から鳳月が飛び出し鞄をぶつけた。そして愛の前に立ちふさがり「これ以上あんた達の好きにはさせない!! 久遠は連れて帰る!!!」と言い放つ。

ネット上には「最初から最後まで泣いてしまった」「筝曲部の仲間といたからこその新しい価値観が最高」などのコメントが寄せられている。ついに宇月と決着をつけることになった愛と、愛のピンチに駆けつける筝曲部の仲間達。次号も目が離せない展開だ。

(文=マルデガワ咲)