王の獣 32話 ネタバレ 藍月のアルカナは神がかりの治癒能力! 不死に執着する皇帝には心が壊れた過去が…
■名君だった皇帝は蘇月の力をきっかけに変わってしまう
皇帝に最後まで添い遂げる彊虎
2021年8月24日に発売された『Cheese!』10月号に掲載されている、『王の獣』32話。皇帝の従獣・彊虎から徹底的に痛めつけられる藍月だったが、アルカナによって驚異的な治癒力を発揮し、反撃しようとする。

『Cheese!』公式サイトより
病魔に冒される前の皇帝は、自信と才に溢れ、彊虎はそんな皇帝の従獣であることを誇りに思っていた。ところが皇帝は体調を崩しがちになり、蘇月の不死のアルカナを目の当たりしてからはまるで人が変わってしまった。しかし彊虎はそんな皇帝までも受け入れ、最後まで添い遂げることを決意する。
神癒のアルカナが発動し…
物語は彊虎の回想から、再び31話の戦闘シーンへ。吹き飛ばされた藍月に彊虎はさらに暴行を加え、入念に痛めつける。それを見ているしかない天耀と蘇月。ところが突然、藍月が身を起こし、彊虎に一撃を与えた。そう、藍月の驚異的な治癒のアルカナによって即座に体を回復させたのだ。
藍月のアルカナを目の当たりにし、笑みがこぼれる皇帝。「素晴らしい… 蘇月の血と混ぜて飲むべきか」「房中術から試すのがいいか……」とたくらむ。藍月の危機を察した蘇月は皇帝に「おまえの喉笛に嚙みついてやる」と威嚇するが、皇帝にとってもう蘇月は用済みの存在。藍月を捕え、蘇月の首をはねるよう彊虎に命令する。
藍月の反撃を受けていた彊虎だったが、グアッという音ともにアルカナを発動させ、藍月を一瞬ではねのけた。なんと、その姿は虎そのもの。彊虎のアルカナは優れた瞬発力と攻撃で相手をしとめる能力だった。
皇帝のために藍月を捕まえようと躍起になっている隙を見て、蘇月は天耀を逃がそうとする。しかし、剣を握れない彊虎の代わりに皇帝が蘇月に近づき、首をはねようとして…。この展開を受け、ネットでは「皇帝が入ってからの展開が修羅場…」「蘇月どうなっちゃうのー!」と蘇月の命の危機を前にハラハラする声が上がっている。
「会えて良かった 藍月――」。これが蘇月の最期の言葉になってしまうのか!? 次号の展開に注目だ。
(文=this is吉川)