ヒーロー戦隊史上最多の戦士数は何人!? 現役アイドルが熱く語る『キュウレンジャー』
【一色萌のスーパー戦隊コラム】第10回「宇宙戦隊キュウレンジャー」
日刊ビビビをご覧の皆さま、こんにちは。
XOXO EXTREME(キスアンドハグ エクストリーム)の一色萌(ひいろ・もえ)です。

(C)Twelve-Notes
先日、十数年ぶりにヒーローショーを観に東京ドームシティへ行きました。お目当ては「機界戦隊ゼンカイジャーvs海賊戦隊ゴーカイジャー」ショーと、「仮面ライダースーパーステージ 50th Anniversary SPECIAL」です! 私がこの地でヒーローショーを見るのは実に後楽園ゆうえんち時代以来だったのですが、欲張って二本はしごしてしまいました。
久しぶりのショーは技術の進化を感じる一方、格好良いヒーローや懐かしい怪人たちを目の前にして昔と変わらない感動を覚えました。現在の情勢下で声援を送ったり握手をしたりすることができないのが残念ですが、またいつか「ぼくとあくしゅ!」できる日が来ると信じています。
1人1人がスーパースター、9人揃ってオールスター!
今回ご紹介するのは、2017年放送開始の『宇宙戦隊キュウレンジャー』です。SF要素を強く取り入れ、スペース・オペラという壮大な冒険活劇を目指して制作されたという本作は前回の『海賊戦隊ゴーカイジャー』と同じく宇宙モチーフの作品ですが、全く趣向の異なる作品となっています。

キュウレンジャーの変身アイテム・セイザブラスター。デザインがかっこいい!(C)Twelve-Notes
「“9”人の“究”極の“救”世主が地“球”を“救”う」という、強調すると読みにくくなってしまうほど何重にも意味がかかっている『キュウレンジャー』。メインビジュアルを一見して、まずは「人数が多すぎる!」という感想を誰もが抱くと思います。
名前の通り9人の戦士が登場するのですが、追加戦士を合わせると最終的な人数はなんとスーパー戦隊シリーズ史上最多の12人! 作中にはこの人数を物語に落としこむための様々な工夫が見受けられます。
メンバーはさまざまな星出身の宇宙人であるという設定のもと、獣人やロボット、ドラゴン、小さな少年など、定型に当てはまらない面々が並びます。1人1人のビジュアルの特徴やキャラクターがはっきりと濃く描かれており、全体を通して複雑な描写を避けた、明快でコミカルな印象です。
また作中には洒落や言葉遊びが多く用いられており、制作陣の遊び心が随所に感じられます。例えば敵組織・宇宙幕府ジャークマターに「ゲース・インダベー」という名前の怪人がいる等、所々『スター・ウォーズ』っぽい雰囲気を感じられる箇所もあり、気がつくと思わずニヤッとさせられてしまいます。
レギュラーメンバーにグリーンの女性ヒーローが初登場したという点や、オオカミブルーのモフモフの変身スーツ生地も注目ポイントです!

キュータマ(C)Twelve-Notes
変身アイテムであり、武器でもあり、巨大ロボのパーツでもあり、それ自体がファン心をくすぐるコレクションアイテムである「キュータマ」も、『キュウレンジャー』の魅力の一つです。
劇中ではあまり細部は目立たないのですが、実際に触ってみるとスライドして星座の形を作る機構が付いていたり、巨大ロボ戦の際にコックピットとして中にヒーローがいる様子が再現されているバージョンがあったりと、これ単体でも楽しめるものとなっています。
コレクション系のおもちゃはキリがないと分かっていたので我慢していたのですが、最近になって私もとうとうキュータマを集め始めてしまいました……。
100を超えるバリエーションを収集するのはかなり大変だとは思うのですが… コロっとしたかわいいフォルムにほだされて、見かけると思わず手に取ってしまうのです。
●次回は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』をご紹介します!

(C)Twelve-Notes
一色萌(ひいろ もえ)
5月27日生まれ。東京都出身。双子座のA型。
プログレアイドルXOXO EXTREME(キスアンドハグ・エクストリーム)赤色担当。
MOGU2 NEWS 「キスエク・一色萌のアイドル、色々。」連載中
Twitter:@hiiro_moe
XOXO EXTREME Official Site:https://www.xoxo-ex.com/