二月の勝者 116話 ネタバレ「十二月の糸口」前受け受験は学力と性格によって受験校を変える! はたしてそのテクニックとは?
■近づいてくる前受け受験
前受け受験の目的とは?
2021年8月23日に発売された『週刊ビッグコミックスピリッツ』38号『二月の勝者-絶対合格の教室-』116話 「十二月の糸口」。12月の冬期講習が続く中、1月の前受け受験の重要性が話される。合格してもほぼ進学しない県外中学を受験する意味とは?

「ビッグコミックBROS.NET」公式サイトより
冬季講習前半も大詰めとなる12月27日。桜花ゼミナールの講師陣たちは、1月の前受け校での各家庭における受験校について確認しあっていた。受験校一覧が記載されている用紙を見ながら、佐倉は黒木に自分の受け持つRクラスでは「過去問の対策は必要でしょうか?」と質問する。黒木は本番慣れや自信をつけさせるなどの受験目的を説明しながら、Rクラスは「自信をなくしてる生徒が多い」ことから、成功体験を植え付けるのが1番の目的であると告げた。
受験生の性格で受験校を決定する!
その後、桂と黒木はAクラスの前受け校について話していた。桂は各自の性格を考慮して受験校を決めたと告げる。その場にいた佐倉が不思議そうにすると、桂は前受け校に合格することが、「プラスになる生徒もいれば、マイナスになる子もいるの」と教えてくれた。しかし、実際に受験をしないとその結果は分からないと知らされた佐倉。もし失敗したらメンタルを整えるため、追加で受験校を増やすと教えられてさらに驚きを覚えた。
すると黒木は、子供に合わせ柔軟に対応して、生徒の家族と以前よりも綿密なコミュニケーションが必要だと言う。その為、佐倉に「保護者との関係は良好にお願いします」と釘を刺した。
さらに、Ωクラスでの前受け受験についてはRクラスやAクラスより綿密な作戦が必要だと説明する。Ωクラスの受験は「熾烈なデスロードだからです!」と黒木が表現するほど過酷なものだったのだ。
ついに受験本番が近づいてきた。まずは2月の試験の前哨戦となる1月の県外中学の試験。緻密な受験戦略が展開されており、ネット上でも「成功体験で自信をつけさせるのは良いね!」「全然知らなかった世界で凄い」といった声が上がっていた。しかしΩクラスにおいては、黒木が「熾烈」と表現するほど厳しいものらしい…。他のクラスの受験とどう違うのか、次回の黒木の説明が楽しみだ。
(文=ももヤシ健)