終末のワルキューレ 50話 ネタバレ「暗雲」天界の神が冥界伝説の狂戦士に? 未来視が通じない相手に釈迦が大ピンチ!?
■冥界の狂戦士
第六天魔王・波旬
2021年7月26日に発売された『月刊コミックゼノン』9月号『終末のワルキューレ』50話「暗雲」。ブリュンヒルデや天上の神でさえ“わからない”存在「波旬」。その正体を知っていたのはゼウスの…?

アニメ『終末のワルキューレ』公式サイトより
零福から突然あらわれた禍々しい存在・波旬。攻撃態勢を解かずに零福の安否を尋ねる釈迦だったが、波旬から「この世のどこにも おらぬ」と返されてしまう。「おまえは…」「何だ?」。
波旬の正体はヘルメスでさえ「…わかりません」と言わしめたものの、天界(ヴァルハラ)にその正体を知る者があらわれる。「“あれ”は神などではない」。それがゼウスの兄である、冥界(ヘルヘイム)のハデスであった。
弟・ポセイドンが負けたと聞き天界に来たハデスだったが、ゼウスは「“アレ”が神でないと言うなら」「何だか知っとるのか?」と詰め寄る。ハデスによると、古より冥界に伝わる伝説の狂戦士、号して―――第六天魔王・波旬。冥界の王であるハデスでさえ初めて見る存在であった。「なぜ“天界の神風情”が…」「伝説の波旬に“至った”のか…」。疑問を持つハデス。
釈迦の未来視が使えない理由
一方、激しい戦いを繰り広げる2人にゲルは、攻撃が先に視える釈迦なら大丈夫かとブリュンヒルデに尋ねた。しかし釈迦の『正覚・阿頼耶識』は“魂のゆらぎ”を視ているので、一筋の光もない波旬の魂を視ることはできないのだと教えられてしまう。
未来視を封じられた釈迦だったが、押され気味となりながらも波旬の腹を蹴り距離をとった。その反撃に波旬は「すばらしい…」と感心し、自分の最大「魔廻天衝」を繰り出す。「廻れ!! 六道!!」。波旬の攻撃に対抗し、釈迦も「七難即滅の楯」を出すことで両者激突。
…だが、波旬の攻撃により釈迦の盾は貫かれ、左目に傷を負ってしまうのだった。「残念(ずぁんねん)」。
今月号を読んだファンからは「波旬はまさに釈迦のチート能力封じだな」「結局のところ波旬は冥界の神さまじゃなく魔王?」と波旬の存在に驚く声や、「零福は本当に消えちまったのかよ!」など零福を心配するコメントが寄せられている。
正覚・阿頼耶識も使えず、七難即滅の楯も貫かれてしまった釈迦。さらに左目を負傷したままで波旬に勝てるのか? 次号も見逃せない!
(文=ヨットヒデ山)