地縛少年花子くん 80話 ネタバレ「赤い家 其の五」謎の洞窟に迷い込んだ寧々。まさかの脱出方法とは?
■洞窟を彷徨う着物を着た女性たち
彼女たちの正体とは一体…
2021年7月16日に発売された『月刊Gファンタジー』8月号の『地縛少年花子くん』80話。今作では、久しぶりに寧々が登場した。

『月刊Gファンタジー』公式サイトより
光と花子の子孫(寧々はそう思っている)と一緒に、赤い家から出ようとしていた寧々。しかし謎の何かに連れ去られ、気がついたら洞窟のような場所に迷い込んでいた。そこはまるで、境界のような場所。光たちも出口が見つからず途方に暮れていた。
生贄となった少年
そんな時、着物を着た長い髪の女性を発見。声をかけるのだが、その女性は「ユルサナイ」と言いながら寧々に襲いかかってきた。そこに少年が現れ寧々を救い出し、「そんなことしたって仕方がないだろ」と女性をなだめる。するとその女性は落ち着き、水となり消えてしまった。
その女性の正体は“巫”。突然現れた少年も同じく巫なのだそう。その昔、彼の住んでいた村では生贄を穴に落とす風習があった。当時薬師見習いとして働いていた彼は、ある日生贄に選ばれここに来たとのこと。いつか村の外の世界を見てみたいという彼の夢は叶わなかった。
寧々を襲った女性も生贄として選ばれ、ここに流れ着いた1人。同じ境遇の“巫”たちはみな正気を失い、ここを彷徨っているようだ。また赤い家で見つけたあの子供は、花子の子孫ではなくつかさだったことが判明。寧々は出口を知らないかと少年に尋ねると、それらしき所に案内してくれることに。
連れてこられたのは壁に卑劣が入っていて、水がチョロチョロ出ているだけの場所。寧々はそこから魚の姿になり、洞窟から脱出するのだった。
ネット上では「寧々が帰還すれば、花子も助かるのでは?」「まさかの脱出方法に笑った」など様々な反応が。今回の展開に、話が再び大きく進んでいくような予感がする。
(文=マルデガワ咲)