デュエマ公認大会の主催者が語る開催の裏側! コロナ禍での運営のポイントは?

 

こんにちは! カードゲーマーナレーター星野聡汰です! 今回も読んでくださりありがとうございます!

僕ですね、先日デュエルマスターズの大会、プラネット杯を開催しました。今回は開催までの経緯や大会の模様、成功と失敗を書いてこうかと思います。知らない人にもわかりやすく書くよう頑張るので興味を持ってくれた人がデュエマを始めてくれたら嬉しいです。

プラネット杯とは?
デュエマには大きくわけて3つの区分の大会があります。カードショップで誰でも参加できるデュエマフェス、事前にエントリー登録が必要で規模が大きくなったCS、幕張メッセなどで行われる2,000人規模の最も競技性の高い大会、グランプリ。その他に日本の中で指折りの強いひとだけが参加出来る全国大会などもあります。

このプラネット杯はCSに当てはまる大会です。上位に入賞するとレアカードや商品が貰えるため参加者皆優勝目指してコンディションを整えてきます。

CSをやろうと思ったきっかけ
このCSをやろうとしたきっかけは実は新型コロナウイルスでした。カードゲーム業界全体に言えるんですが、かなりコロナの打撃を大きく受けているんです。対面で行うものだし人も集まるから大会がそもそも開けない、と言って去年はたくさんの大会が中止になりました。僕も大会にではじめようと思ってもそもそもやってなくてすごく煮え切らない思いを持ってました。

コロナが落ち着いて大会が少しづつ再開されてもやはり昔ほどの数もない。カードゲームをやる環境を作ることがそもそも難しかったんです。

あ、じゃ自分でやりゃいいじゃん。今住んでる埼玉でもあまり大きな大会はやってないしちょうどいいや! ノリと勢いで大会を開催することが自分の中で決まりました。

デュエマ認定ジャッジの助けが!?
とはいえ、やります出来ましたとそんな簡単にできるものでもないことはわかってました。会場を抑える、人員を集める、景品や何よりコロナ対策をどうするかなど課題は山積み。そんな時、これらのほとんどを解決してくれた人と出会いました。僕の地元栃木で4年前から大会を開催しているとおるさんという方です。

とおるさんはデュエマの認定ジャッジという資格を持っており、大会開催までに様々なアドバイスをくれました。想定されるトラブルから、大会を開くための手続きをしてくれるお店まで教えてくださりました。正直今回はこの人がいなかったらプラネット杯は成立してなかったと思います。

人員は大丈夫。あとは会場と大会の内容。やっぱりイベントに参加するならアクセスがいい方が来やすい。そして人がある程度入る場所求められてるものは多かったですが大宮の駅から徒歩15分の場所に80人程度入る大宮の市民会館を見つけてここしかない! と思い話をしにいき、そこの会議室を借りることが出来ました。

カードゲーマーの中で筋トレがブーム中?
人員、会場は確定。景品も仕入れることが出来ました、これで安心…とは思ってたんですけど同時に不安にもなりました。ただ安牌を切って変わらない要素を取り入れただけのものを行ったとしても参加者の印象も残りにくいなあと思い、何か違うものを用意しなければならないという新たな課題が立ち塞がります。

結構カードゲームの大会はそのゲームの商品等が主流で、それ以外で参加してみたいなと思えるような面白い景品、予算の中で収まるもの… なかなか見つかりませんでしたが、ある時天啓。カードゲーマーの中で筋トレが流行っていることに着目しました。おうち時間が多くなる中でトレーニングなどに使えて効果も期待できる、実用性のあるもの… 分かりましたか?

そう、腹筋ローラーです!!!!! これならジムなどに行かなくても家の中で手軽に筋トレもおこなえてかなりの効果も期待できます。あとこれは主観なんですけど腹筋ローラーっていう言葉の強さだけで印象に残る! と考えこれしかない! と思いました。

実際大会告知をしてから腹筋ローラーの部分で面白がってくれる人が一定数いてすごい嬉しかったです。あ、ちゃんと認識してもらえてる。良かったしっかり印象には残った!

コロナに関しても消毒液の用意、参加受付時に体温チェック、定期的な換気をすることで入念に対策。後は当日上手くいくように事前準備を入念に行うだけ。分からないことなどはスタッフと相談し、想定されるトラブルシューティング手段。当日の流れなどを確認して当日を迎えました。

緊張の初回開催!
そして迎えた当日、会場に到着して準備を整え参加者が来るのを待ちます。正直この段階で物凄い胃が痛かったです(笑) 初回開催なのでちゃんとエントリーした人来てくれるかなあ… という不安に潰されそうでした。ただその心配は必要なかったですね。

(C)ローカルドリームプロダクション

事前エントリーをした人から当日枠希望の人までたくさんの人が来てくれました。安い言葉かもですけどほんとに嬉しかったです。

(C)ローカルドリームプロダクション

無事定員も埋まり予定人数だった74人での大会開催をすることが出来ました。皆さんコロナ対策なども気にして下さり安全に楽しい大会が開けましたね。これは決勝戦の写真なんですけど、ゲームの先手後手を決めるジャンケンに勝利し荒ぶっている写真です。白熱した決勝戦でした(笑)

(C)ローカルドリームプロダクション

どうもお相手の方がご友人だったようである意味で負けたくない相手との戦いだったみたいですね。ジャンケンに勝った時ものすごい荒ぶり具合でした。

そして大会も終了。後片付けをしてついに終わり… という時に手伝ってくれたとおるさんがとあるものをプレゼントしてくれました。それがこれ。

(C)ローカルドリームプロダクション

プラネット杯 星野聡汰と印字された紙。初めてのイベント開催だしその時使ったものは記念に取っておくといいよ! 今後継続して開催する時に励みになるから! と。

そこまで考えて色々動いていてくれたことに感謝しかなかったです。今回の大会、進行が不慣れで少し参加者の皆様に迷惑をかけてしまうこともありましたし、大手を振って成功だったかと言われると解決しなければいけない点が多いイベントだったと思ってます。参加された方からも厳しいご意見いただきました。本当にありがとうございます。そんな思い出を上手く残してくれたとおるさんもありがとうございました。

清濁併せ呑んで良いこと悪いこと全部が思い出になった第1回プラネット杯。この大会は今後も継続していくので次開く時は以前あった失敗は絶対しません。もっと楽しめる内容を用意して参加者様を迎えたいと思うのでまた参加してくれたら嬉しいなと思います。

最後にスタッフの皆様と撮った写真を載せてこのコラム終わります。長くなりすぎました! ごめんなさい! もっと簡潔になるよう頑張ります! また読んでくれたら嬉しいです! 星野聡汰でした。

(C)ローカルドリームプロダクション

 

星野聡汰(ほしのそうた)

(C)ローカルドリームプロダクション

2000年3月11日生まれ。栃木県出身日光市出身。
趣味はゲーム、信号機(写真を撮る)、ウィスキー(アイラウィスキー)、読書。地元のラジオ番組を聴いたことでラジオ業界を志す。
RADIO BERRY「B with You」「B・E・A・T」リポーター、J:COM「100%スフィーダ」ナレーターなどで活躍中。Bリーグの東京八王子ビートレインズ バスケットボールクリニックのMCやFリーグの立川・府中アスレティックスFCのスタジアムMCなども務める。