キングダム 687話 ネタバレ「痛み」雷土が捕らえられ壊滅状態の桓騎軍右翼! 一方、信VS岳白公の突破口とは?

■痛みを武器にする戦が通用しない理由

復讐に燃える竜布が雷土軍を襲う!

2021年7月29日に発売された『週刊ヤングジャンプ』35号『キングダム』687話「痛み」。父親と弟を惨殺された竜布の怒りが雷土軍へと襲いかかる!

週刊ヤングジャンプ「キングダム」特設サイトより

雷土が捕らえられたことで、桓騎軍右翼の雷土軍は総崩れとなっていく。そこに追い打ちをかけるよう、左翼に戻った竜布が雷土兵を徹底的に追い詰める。さらに中央でも、虎白公の総攻撃により黒桜軍も劣勢に追い込まれてしまう。

扈輒軍本陣では、夏満が扈輒に桓騎軍を撃破したと伝える。扈輒は追撃を許すものの、中央に3千の兵を留めるよう伝えた。「岳白公の右翼ですか?」。万が一何かあるとしたら影丘のある右だけ。影丘が抜かれることはないとしながらも、扈輒は雷土が壮絶な拷問でも口を閉ざす理由に加え、“王翦”の存在を気にかけていたのだ。

いくつもの智略を巡らす扈輒に夏満は、桓騎は相手が悪かったと語る。なぜなら桓騎は“痛み”を武器にするが、自分たちは「誰よりも“痛み”を抱きかかえる扈輒様と戦い歩んだ軍だ」と誇るのだった。

苦戦する信が叫んだ人物とは?

岳白公軍と交戦する飛信隊だったが、いまだ敵将を討てずにいた。一方、河了貂たちのいる本陣には、王賁を逃がすため囮となった関常が、ボロボロとなった数百の騎馬隊を引き連れ現れる。「玉鳳はまだ終わってねェ!」。河了貂の指示により関常たちは羌瘣隊へと向かう。

その頃、信は岳白公との戦いに苦戦していた。岳白公の強さは巨体や怪力ではなく“体術”だと助言を受けた信は「尾平っ」「ちょっと来い!」と百人将・尾平の名を呼ぶのだった。

今週号を読んだファンからは「扈輒も過去に壮絶な痛みを…」「雷土軍を襲う竜布も肉親を殺されたわけだし」といった扈輒側への思いや、「関常! 玉鳳はお前らのおかげで終わらないぜ!!」など、ボロボロの玉鳳隊に応援の声が集まった。

大将同士の一騎打ちが繰り広げられる影丘。岳白公に苦戦する信が尾平を呼んだ理由とは? 次号もこの戦いを見届けたい!

(文=松本メリコーン)