ゴールデンカムイ 285話 ネタバレ「最終決戦」鶴見中尉の止まらぬ砲撃に危機一髪!
■艦砲射撃に怯む杉元一行… しかし、永倉が動く
鶴見中尉、駆逐艦で登場! 焦る杉元たち
2021年7月29日発売の『週刊ヤングジャンプ』35号に掲載された『ゴールデンカムイ』第285話『最終決戦』。まさかのスピードで鶴見中尉が五稜郭に現れ、砲撃が襲いかかってくる。

漫画『ゴールデンカムイ』公式サイトより
残り半分の金塊がまだあるとわかり、はやる気持ちが押さえられない白石。鶴見中尉にしては到着が早いと言う杉元・アシリパだったが、なんと鶴見中尉たちは駆逐艦で来ていたことが判明した。鯉登父のいる大湊要港部に話を通しておき、札幌から室蘭へ汽車で移動した後、駆逐艦で函館港へ… というルートで五稜郭に到着していたのだ。
そんな中、駆逐艦からの艦砲射撃を受けて堀に落下してしまう永倉。しかし何か思うところがあるのか対岸まで泳ぎ、近くにいた兵士に「鶴見中尉と話したい」と降伏の意を告げるのだった。
一方、塹壕に隠れるも続く艦砲射撃になす術もない杉元たち。逃げようと提案するアシリパに、土方は「艦砲射撃で炙り出されてくる者を待ち構えている」、三箇所の出口に「兵士が大勢隠れているはずだ」と指摘。しかし杉元は、駆逐艦に乗れる陸兵が限られることから出口以外は手薄かもしれないと言う。逃げる雰囲気になるも、「金塊をひと目見るまで死んでも死にきれねえよ」と泣く白石。大混乱の一行だったが、突然艦砲射撃が止んだ。
一触即発の永倉・鶴見中尉
単独で鶴見中尉と相対し、「金塊はなかった」と告げる永倉。もちろん簡単に信じる鶴見中尉ではなかったが、「北海道の土地の権利書があった」という一言に顔色が変わる。永倉は権利書の経緯と、「土地の使用権はアイヌ民族にだけある」が、アイヌ兵士を抱える第七師団にとっても価値があるはずだと説明。そして地面にひれ伏し、「権利書と引き換えに皆の命を保証して欲しい」と懇願した。
土方が投降するように説得してくると言う永倉に、「土下座なんておやめください」と声をかけた鶴見中尉。しかし、権利書で艦砲射撃を牽制した上で五稜郭に戻って土方と一緒に戦うつもりだろうと永倉の申し出を一蹴。「このたぬきジジイが」と言い放った。
土下座の下の永倉の悪い顔に、「まったくガムシンは最高だぜ」と読者からはワクワクする声があがっている。また、「永倉さんが持ってたのふんどしだったよね…?」「ノーフンだよね? 履いてない状態で戦うのか!?」と、永倉が投降するときに持っていた白い布の行方にも注目が集まっていた。
次回、永倉の大立ち回りが見られるのか!? そして、杉元たちの逃亡計画はいかに?
(文=マルデガワ咲)