二月の勝者 114話 ネタバレ「十二月の鉛筆」冬期講習が本格始動! 合格に導く魔法の鉛筆とは?
■入試まであと1か月強、冬期講習が本格始動!
佐倉はバックラーハンターに成長!?
2021年7月26日発行の『週刊ビッグコミックスピリッツ』34号に掲載の『二月の勝者-絶対合格の教室-』114話「十二月の鉛筆」。桜花ゼミナールは12月24日に冬期講習の初日を迎えた。

「ビッグコミックBROS.NET」公式サイトより
ミーティングで黒木は講師陣に対して、1日8時間以上の長丁場が続くため、自身の健康管理だけでなく生徒たちの学力面・精神面・体力面の全てを気にかけてほしいと伝える。続けて、冬期講習に掛かる金額の価値を決めるのはあなた方だと言って鼓舞する黒木。お金の話はいつも通りだが、佐倉は黒木が立ち上げた無料教室“スターフィッシュ”のクリスマスパーティーに参加していたため、その時との黒木のギャップに少し困惑を感じていた。
そんな中、生徒たちが続々とやってくる。入塾履歴だけを残してエレベーターで立ち去ろうとした生徒の武田に対して、佐倉は階段ダッシュで対抗。ニコニコの笑顔を向けて連れ戻す。塾に来ずバックレる人を指す「バックラー」を捕まえたことに、他の講師たちは佐倉の成長を感じていた。
合格に導く魔法の鉛筆
午前10時から午後19時まで行われる冬期講習は、基本的に各自の志望校の過去問演習を「自学」で行い、「自分」で課題を見つけていくスタイルである。1日目の授業は無事終了したが、自習は21時まで行われるため佐倉は買い出しにいくことに。
エレベーターで以前まで桜花ゼミナールに通っていた生徒の大内にばったり出会う。大内は桜花ゼミナールの上階にある個別指導塾『ノビール』の方で受験の追い込みを行っているのだ。佐倉は大内が桜花ゼミナールの合格鉛筆を持っていることに気づく。桜花ゼミナールに行かなくなったことに負い目に感じている大内に対して、佐倉は「いい受験ができるよう応援してるよ」と声を掛ける。黒木にも同じことを言われたと言って涙ぐむ大内。去年と同じ合格鉛筆だったが、生徒たちのことを1年かけて見てきた佐倉には全然違って見えた。
同話を読んだ読者からは、「いつもの黒木先生の姿が見れて良かった!」「佐倉の成長が著しいね」といった声が上がっている。日々講師として成長している佐倉。生徒たちを無事合格に導くことはできるのだろうか。
(文=ももヤシ健)