カズヤにミノル… 『幽遊白書』多重人格者・仙水忍の人格はいくつあるの?
■幽遊白書のラスボス。多重人格者である仙水忍とは?
仙水を180度変えてしまった出来事…
Netflixで実写化されることが発表された名作『幽☆遊☆白書』。中でも一部のファンから圧倒的な人気を誇る仙水忍。人間でありながら魔界の扉編・ラスボスでもある仙水について紹介していきましょう。

「幽☆遊☆白書TVアニメ化25周年記念」公式サイトより
幼いときから妖怪が見えており、妖怪から命を狙われる日々を過ごしていた仙水忍。そんな生活の中で戦い方だけが上手くなり、後に霊界探偵となることに。正義感の強い男であり、倒した妖怪は全て殺すというほど職務を全うしていました。
しかしそんな仙水を180度変えてしまう出来事が…。それは人間が欲望のままに妖怪を遊び道具のようにしている様子を目撃したことでした。それ以来、人間に対して激しい憎悪を抱くようになった仙水忍。
強大な敵として幽助たちと対峙しましたが、実際は余命半月で悪性の病巣でボロボロの状態にあり、最期は覚醒した幽助に敗れるという結果になりました。
仙水忍の目的
仙水の目的は2つ。魔界と人間界をつなぐ穴を作ること、2つの世界の出入口を閉ざす役割を果たしている、亜空間結界を破ることができる能力者(桑原)を捕えること。
しかしこれらは仙水にとってあくまで手段にすぎませんでした。仙水の本当の目的は、魔界で死ぬこと。仙水の最期の言葉が「次こそ魔族に生まれますように」であったように、いつしか魔界という場所、魔族という存在が仙水の中で憧れのものになっていたのかもしれません。
7人の人格を持つ多重人格者
仙水は終わらない闘いの中で、自ら6人の別人格を創り出しました。主人格の忍、戦いを担当するミノル、カズヤ、ジョージ、その他にナル、マコト、ヒトシの7人の人格を持っています。それぞれの人格の特徴を解説していきましょう。
・忍
7つの人格をまとめる主人格。幻海すら持ち得なかった「聖光気」という闘気を扱う。その気の力は最高クラスのS級妖怪に匹敵する。
・ミノル
理屈屋でプライドが高くおしゃべり。原作では幽助と戦闘をおこない、幽助から思わぬ反撃を受けたことがきっかけでカズヤと交代した。
・カズヤ
殺し専門。この人格になると腕に仕込んだ気硬銃を使うことができる。
・ナル
女性の人格。内気で傷つきやすく泣き虫。悩みを打ち明けるほど樹には信頼を置いており、樹の前にしか出てきたことがない。原作での登場はなかったが、樹がこの人格者について説明している描写があった。
・ジョージ
原作での登場なし。武器商人であり、カズヤが使用している気硬銃の整備をしている。
・マコト
原作での登場なし。家事全般を担当する家政夫のような人格。
・ヒトシ
原作での登場なし。動植物の世話を担当している。
(文=ザ・山下グレート)