キングダム 684話 ネタバレ「奇襲の別働隊」別働隊として挟撃を果たす亜花錦隊! 影丘の地形が今度は敵にとって裏目に!?
■別働隊として敵陣の右に出る!
3日後に“上”で会うことを約束した王賁と亜花錦
今週は亜花錦にスポットが当てられた。2021年7月1日に発売の『週刊ヤングジャンプ』31号に掲載された『キングダム』第684話「奇襲の別働隊」。奇襲を狙う亜花錦隊が険しい山道を馬を連れて進む!

週刊ヤングジャンプ「キングダム」特設サイトより
――数日前。王賁は亜花錦に別働隊として影丘の崖上での“挟撃”を指示する。そんな2人に困惑する番陽を余所に、亜花錦は王賁へと「早くても三日かかるぞ」と返答し、互いに3日後“上”で会うことを約束した。
亜花錦が選んだ行軍進路とは、敵の見張りから遠いものの馬には無理な険しい山道である。敵本陣をかく乱するには騎兵が良いと考え、“多少”死んでもいいよう馬を多めに連れて来た亜花錦。当然ながら道のりは険しく、亜花錦隊は何頭もの馬を失いながら行軍を続けた。
目的地である“右上”に到着した亜花錦隊だったが、玉鳳本体が敗れ崖の攻略に失敗したであろうこと、さらに王賁の所在すらもわからない状態だと知り困惑する。
亜花錦隊の存在意義
それにより別働隊としての作戦は失敗し、亜花錦隊だけで崖上の敵に突撃をしても落とせない。かと言って潜んでいても無意味なので、3日間の移動がムダになるものの下に降りて玉鳳を助けに行こうと進言される。しかし亜花錦は、飛信隊が崖を登って来て挟撃する機会を待っていたのだ。
王賁を救わなかった亜花錦に番陽は怒るが、貂は信用できない男か「もしくは戦術理解が深い天才のどちらかだ」と考える。奇襲を仕掛けられ全力で討とうとする趙軍本体に対し、包囲される前に森の奥へと逃げ込んでしまう亜花錦隊。その行為に憤る番陽とは裏腹に、貂は「賢い!」とその戦略を絶賛。亜花錦が左にいる限り趙軍はそちらの注意を離せないからであった。
趙将は崖際に本陣を置いたことで、後ろの森には亜花錦隊、下には羌瘣隊がいるため「影丘の地形が裏目に出たんだ」と貂は叫ぶ。一気に抜けようとする信の行く手を趙兵が遮るが、そこへ趙将・岳白公が出陣する。
684話に対して読者からは「一見ムチャぶりな作戦を的確な状況判断で成功させた良例」「表情が読めない亜花錦だから余計に感動する」「つまり亜花錦は信用ならないけれど天才なわけだ」と、亜花錦に対する称賛の声が多く聞かれた。
挟撃が成功し勢いを増す信たちの前に大巨漢の岳白公が現れる! 果たして信たちは勝利を掴むことができるのだろうか。
(文=松本メリコーン)