バキ道 98話 ネタバレ「6対6マッチの結末」大相撲VS近代格闘技+古代相撲、ついに戦いの幕が閉じる!

■近代格闘技+古代相撲が圧勝! 会場は大熱狂と化す

野見宿禰の神話的握力によってなせる技

2021年7月1日(木)に発売された『週刊少年チャンピオン』31号。『バキ道』第98話「6対6マッチの結末」では、古代相撲・野見宿禰の最後の技によって圧倒的勝利を納める。

「秋田書店」公式サイトより

横綱・零鵬の肋骨をつかみ投げ倒した古代相撲・野見宿禰。それでも立ち上がる横綱へ、次なる一手を仕掛ける。もはや廻しなど一切不要の古代相撲において、次に宿禰が取ったのは肩甲骨! 零鵬の左肩甲骨を右手で掴みあげ、右腕一本で廻し投げる姿は、まさに圧巻。投げる瞬間の宿禰のひそかな笑みに、恐怖すらも感じるほどだ。

肩甲骨を掴まれた零鵬は、宿禰の渾身の力で「ドキャッ」と頭から叩きつけられた。目を疑うような技に、会場全体が一瞬の歓声を上げるものの、気になるのが横綱の行方。頭から叩きつけられた横綱はうつ伏せのまま動かない。「勝負ありッッ!!!」の声とともに、宿禰の勝利と、大相撲VS近代格闘技+古代相撲の戦いに決着がついた。

勝利した宿禰は「骸骨にしちまえば掴む箇所はいくらでも」と、さも当たり前のように古代相撲を語るが、その強さは宿禰の神話的とも云える握力があってこそのこと。この恐ろしさを徳川光成も会場全体もみせつけられた。

戦いを終えて次は・・・

大相撲VS近代格闘技+古代相撲は、近代格闘技+古代相撲の圧勝で幕を閉じるかたちとなったが、会場にいた観る者すべての感情を揺さぶるすさまじい戦いであった。ここで戦った12人の闘技者たちへの労いとして歓声と拍手で会場が一体となる。

戦いを終えて、圧勝した宿禰が物足りないとでもいうように「『オーガ』って知ってますよネ」とつぶやいた。会場裏を歩く徳川光成はその言葉に息を呑む。

同話に対して読者からは「宿禰の強者感がない」「もうオーガを出すしか」など、大相撲VS近代格闘技+古代相撲の戦いのあっけなさと物足りなさを語るものと、次の展開への期待の声があがる。

読者の期待通りに、宿禰対範馬勇次郎の戦いは始まってしまうのだろうか。

(文=ヘプノモヒカンGG)