キングダム 683話 ネタバレ「バカ親子」息子を囮に趙将・龍白公を討ち取った雷土! 怒り狂う竜布が駆け付け大ピンチに!?

■慟哭の龍白公が雷土軍に襲いかかる

父・龍白公の悲しみ

今週は戦いの無情さが描かれた。2021年6月24日発売の『週刊ヤングジャンプ』30号に掲載された『キングダム』第683話「バカ親子」。雷土の計略に嵌った龍白公が、息子・曹還の無念を晴らすため敵陣で戦う。

週刊ヤングジャンプ「キングダム」特設サイトより

末息子の曹還が捕まった知らせを受け、敵陣へと駆け付けた趙の将軍・龍白公。しかし曹還は雷土軍によって惨たらしくも殺されてしまう。変わり果てた我が子の姿を目の当たりにし、龍白公は号泣しながら雷土軍を斬り捨てていく。

そんな龍白公を雷土軍は後ろから槍で突き刺し、幾重もの弓矢を浴びさせ瀕死状態にする。なおも絶命せず、繰り返し息子の名前を呼びながら戦い続ける龍白公。鬼気迫る姿に焦り出す雷土軍の元に、敵が追って来ているとの知らせが飛び込んできた。

捕らえられた雷土

囲まれることを恐れ、部下らは雷土に逃げるよう促す。ところが雷土は、ここで確実に龍白公を殺すことが桓騎の戦いを楽にすると考え、自らが武器を持ってとどめを刺しに行く。「このクサレ外道が」。息子の仇と対峙した龍白公は怒りのままに攻撃をするも、「じゃあな」「バカ親子」、雷土の矛に首を斬られ倒されてしまった。

絶命する龍白公だったが、雷土の矛を掴んだまま離さないでいた。その時、龍白公の長兄である竜布が軍を率いて到着し、一気に雷土軍を制圧。肉親の無残な死に慟哭する竜布は、捕らえた雷土たちを「なぶる」と吐き棄てると、扈輒の元へと連行するのだった。

一方、絶壁を登り切った飛信隊だったが、戦いは停滞していた。貂は右からの“挟撃”で揺さぶりをかけたいと考えるも、敵の狩り場があるため攻められないのだ。それを聞いた番陽は、「で できるぞ“挟撃”が!」と思い出したように叫ぶ。実は数日前から、右に別働隊として亜花錦を仕込んでいたのだ。

683話に対して読者は「扉絵で仲のいい父子が本当に泣かせる」「なぶり殺した雷土が今度はなぶられる側になるのか」「親子愛を知らないと言う雷土が切ないな」と、龍白公親子や雷土の今後を心配する声が多く聞かれた。

影丘の崖上で奮闘する飛信隊。亜花錦の加勢により挟撃は成功するのか? 信たちの戦いに次回も期待したい。

(文=松本メリコーン)