黒執事 177話 ネタバレ「その執事、指導」セバスチャンのしごきにバルドの反抗が止まらない? 新たな戦場となるキッチンでリベンジなるか!?
■セバスチャンの指導
戦地の記憶
2021年6月18日に発売された『月刊Gファンタジー』7月号。『黒執事』第177話「その執事、指導」では、ファントムハイヴ家のキッチン事情が明かされました。

『月刊Gファンタジー』公式サイトより
土砂降りの戦地で、洞窟で横たわる戦友・テリーに雨水を汲んできたバルド。朦朧とした意識のテリーでしたが、自分の母親は料理が上手く、なかでもアメリカ南部の郷土料理が「とびきりだった」と話します。料理の話を聞いたバルドは「腹の虫が大合唱を始めちまう」とおどけながら笑いますが、テリーはそのまま息を引き取ってしまいます。
「オレを独りにしないでくれよ……」。
次の瞬間けたたたましいベルで起こされ、それが“夢”であったことに気がつくバルド。ふと手にした目覚まし時計に目を移すと、7時半にセットしたはずが朝5時になっていました。
新たな戦場はキッチン?
「おはようございます」。そんなあいさつで現れたのは、執事であるセバスチャン。“見習いシェフ”であるバルドには、本来メイドがおこなうキッチンなどの清掃や下拵えなど、たくさんの仕事がありました。セバスチャンからメイド服にするかと聞かれたバルドは「誰が!」と怒鳴り、殴られた傷の痛みをこらえながら起きあがります。
厨房に来たバルドは、セバスチャンから屋敷の「キッチン事情」を聞かされます。さらに、本来シェフとは軍隊的に部下を指揮する司令官であり、「ここが貴方の新たな戦場となるわけです」「バルド司令官?」と言い聞かせるのです。
ところが、バルドの仕事は全てが雑で頭を抱えるセバスチャン。特に衛生面を気をつけろと注意するセバスチャンに、バルドは憎まれ口を叩きながらふと… 泥だらけで笑う男の子の姿を思い浮かべるのです。その様子を伺うセバスチャンは「ロースト・チキンのリベンジです」と言いながら、串刺しにしたチキンを取り出すのでした。
今月号を読んだファンからは「あのそばかすの男の子ってバルドの息子?」「こんな反抗的なバルドがどんなをきっかけで変わるのか楽しみ」などのコメントが多く寄せられています。
新しい戦場ことキッチンで“二等兵”からスタートするバルド。そんな彼にチキンのリベンジをさせるセバスチャンの真意とは? 次回も楽しみですね!
(文=ヘプノモヒカンGG)