アオアシ 259話 ネタバレ「あの方を変えたのは」冨樫が急成長! その裏にある首脳陣の思惑とは一体!?
■冨樫を止められるものは何もない!
彼のポストプレーによって勢いをますエスペリオン
2021年6月21日発売の『ビッグコミックスピリッツ』29号に掲載された『アオアシ』。第259話「あの方を変えたのは」では、前話に続き青森星蘭VSエスペリオンの後半戦が描かれた。

「ビッグコミックBROS.NET」公式サイトより
青森星蘭との戦いの前に、エスペリオン首脳陣によって作戦会議がおこなわれていた。そこで福田監督は、冨樫によるポストプレーを提案。以前春先の試合で義経の代わりに阿久津がポストプレーをしたことから、月島は驚かなかった。しかし阿久津をFWという手もある中で、「なぜ冨樫なんじゃ?」と尋ねる弁禅。そこで監督は、「勝つだけじゃない。育成だ」と答えるのであった。
場面は変わり、キープしたボールを奪われることなく冨樫のポストプレーが続く。青森の選手も、巨体のくせに足下が上手いと驚き焦る。そのプレーを見て葦人は、ユースに入りたての時に足下の技術を教えてくれたのは冨樫だったことを思い出していた。
前線で冨樫がボールをキープし続けることで、青森の守備が数人動きそこから守備に穴が生まれていた。その穴を狙って冨樫以外の攻撃陣が動き出し、穴がどんどん広がっていく。まさにエスペリオンにはチャンスとなっていた。ボールは冨樫から桐木へと繋がり、最後に遊馬がシュート。ゴールとはならなかったが、冨樫のおかげもありエスペリオンは勢いづいていた。
急成長した冨樫を変えたものとは…
試合を観ていた杏里は、都たちに冨樫からプレーの解説を聞いていたのが自分であることを話していた。それを聞いた金子記者は、「それ、すごく大事なことよ」と答える。なぜなら、選手が思考を言語化するのに1番いいのは「インタビューをたくさん受ける」ことだからだ。
インタビューに答えることで思考を具体化することに繋がり、頭の中でプレーを整理できたのだろうという。そして金子は「最初にきっかけ与えたのも、あなただったわよね」と続けた。
以前杏里は冨樫に、「青井選手から、何か学ぼうとしたことはあるんですか?」と指摘したことがあった。それを見て金子はそう感じたようだ。しかし、杏里は違うと答える。そして「あの方を変えたのは――…」と続ける。冨樫を変えたのは、葦人だったのだ。
ネット上では、「アツい! 冨樫と葦人の助け合いが花開いたエピソード」と2人の関係性に感動する声が上がっている。切磋琢磨しあっていく選手たちの成長がさらに楽しみだ。
(文=松本メリコーン)