バキ道 97話 ネタバレ「必要火急な廻し」古代相撲の伝説・野見宿禰が圧倒的投げ技で横綱を迎え撃つ!

■古代相撲に廻しは不要! 野見宿禰、最強最悪の投げ技

1分で終わらせると宣言して開始した戦い

2021年6月17日(木)に発売された『週刊少年チャンピオン』29号。『バキ道』第97話「必要火急な廻し」では、見たこともないような古代相撲の投げ技が炸裂する。

「秋田書店」公式サイトより

大将戦、野見宿禰VS横綱零鵬。先手は零鵬による張り手で幕を開けたが、宣言通り宿禰の古代相撲によってお返しがはじまる。零鵬が宿禰の廻しをがっしりと掴み、有利な体制をとったかに見えたが、反対に投げ返され地面に叩きつけられる零鵬。一瞬どこをどう掴んでなにがどうなったのかがわからず会場全体の空気が止まるが、次の瞬間会場は大歓声の渦となる。

たった1発だが、叩きつけられた零鵬は吐血するほどのダメージを受けていた。廻しを取られた宿禰が必要火急な場面でとったのは、零鵬の廻しではなく肋骨。肋骨を廻しと見立てて投げるという古代相撲のアバラ投げに、会場は驚きでさらにヒートアップしていく。

横綱零鵬は為すすべもなく、、、

まさか肋骨を使って投げられる思っていなかった零鵬。会場は諦めかけていたが、意地と気力で立ち上がる。1分を越えてもまだ倒れない零鵬に対して、宿禰は「さすが横綱」と呟いた次の瞬間、渾身の力で潰しにかかる。

次に宿禰が取ったのは零鵬の肩甲骨。零鵬の体の一部である肩甲骨を片手で掴み、自身の肩の遠心力を使って顔面から叩きつけた。古代相撲の宿禰には、もはや廻しもなにも必要ない。身一つで相手を投げる術があるのだ。

同話に対して読者からは、「横綱いじめだ」「見てるだけで痛々しい」「横綱なんにも悪いことしてないのに可哀そうになってきた」など、横綱への心配の声が続出。この戦い、このまま宿禰の圧勝で終わるのだろうか。

(文=ヘプノモヒカンGG)