キングダム 682話 ネタバレ「崖上の攻防」絶壁を登り切った歩兵が狩り場を叩く! 緩斜面から騎馬隊も駆け上がり飛信隊が影丘を抜けるのか!?
■絶壁を登り切った歩兵隊が反撃に出る!
狩り場を目指して
今週は2つの戦場で大逆転が起きた。2021年6月10日発売の『週刊ヤングジャンプ』28号に掲載された『キングダム』第682話「崖上の攻防」。決死の思いで絶壁を登り切った歩兵隊が敵の狩り場に風穴を開ける!

週刊ヤングジャンプ「キングダム」特設サイトより
趙軍の“狩り場”を攻撃するため、飛信隊の歩兵がついに影丘の断崖を登り切った。不意を突かれた趙軍に対し、歩兵隊は干斗を先頭に攻撃を開始する。さらに、崖上で趙軍が設置した石の仕掛けを壊したことで、後続の歩兵は落石による攻撃を受けずに済むようになったのだ。
迎え撃つ趙軍だったが、歩兵隊は自分たちより数が劣るうえ、断崖を登ったことで体力をそがれ戦う力は残っていないと侮る。ところが、絶壁よりもっときつい修練を重ねる歩兵隊は、反対に趙軍を押し返してしまうのだ。
残酷な罠にかかった敵将
崖の上では歩兵長である崇原らも到着。羌礼が道を切り開き、敵の“狩り場”めがけて飛信隊の歩兵たちが敵へとなだれ込んでいった。その様子を目の当たりにした趙軍は「何だあの歩兵の強さは」と驚愕。また右端の狩り場を壊されたことで、緩斜面を信が率いる騎馬隊が駆け上がって来る。混乱する趙軍本陣だったが、岳白公は「やっと少しだけ戦らしい戦になってきた」と余裕を見せ、信を肉塊にして野犬に食べさせるとうそぶくのだった。
一方、桓騎軍右翼で戦う雷土軍は、扈輒軍左翼・龍白公の息子である曹還を捕らえていた。その知らせに、父親である龍白公は血相を変えて馬を走らせるものの、何本もの槍に突き刺された息子・曹還の姿に涙する。だが、曹還を餌に敵将をおびきよせるのに成功した雷土は、龍白公めがけて一気に襲いかかるのだった。
682話に対して読者は「すげぇ、怒涛の逆転劇が歩兵の力で実現した!」「龍白公と幼い頃の息子とのやりとりが結構ツライ」と、歩兵隊の爽快な逆転劇とは裏腹な捕虜を使った非情さに関する声が聞かれた。
信を待ち受ける岳白公、息子を餌に敵将である龍白公をおびき寄せるのに成功した雷土軍。次回の戦いも見逃せない!
(文=松本メリコーン)