アニソン歌手・Faylan“覚醒”のきっかけはJAM Project!? プロデューサーを唸らせた変化とは

第2回「セカンドツアー・HAPPY SOUL DANCE奮闘記」

「HAPPY SOUL DANCE」
そう、飛蘭のセカンドツアーのネーミングだ。前回の続きになりますが、「Polaris」のファーストツアーで、プロデューサーから鬼ダメだし&大号泣した私…

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からのセカンドツアー。緊張しないはずがない。

いや、そればかりか… アルバム引っ提げたツアーでもなく、アニバーサリー的なツアーでもなく、特に何かあってのツアーではなかった。

何回も言いますが、もちろん!! それは、非常に稀で有り難く、こんな機会を作って下さった方々には非常に感謝しております…

感謝してはいた…のですが、あの悪夢のお説教タイムが脳裏にこびりついて、一向に離れない。

さてどうする?私…

–『JAM Projectの前後の動きを勉強しなさい』–

プロデューサーからのダメだしにあったな… よし! それからJAM Projectのみなさんの動きを必死で大研究! ライブDVDも、生ライブも観させて頂いて、

これか! そして、あることに気が付く。

「思うままに、体を動かせばいいんだ…」

今まで鏡でかっこいいポージングや、かっこいい角度や、動き、見え方etc… そんな事ばかり考えてた。失敗してはいけない。完璧でないとダメ。MCは自分の作った原稿どおりに。

それを覆すヒントが、JAM Projectのみなさんのライブにあった。パワフルなだけではなく、思うままに動いて、それでいて、お互いを高め合っている。

これだ!!

そして、「HAPPY SOUL DANCE」当日。プロデューサーが見てる… でも!! 関係ない。とにかく楽しもう! ファンのみんなと、とにかく楽しんじゃえ! 怒られてもいいや! 心のまま。素直に体動かして、歌って… みんなと一つになろう!

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動いた。動きまくった。後半は意識が飛ぶくらい、暴れまくった…

たのしい!!!!!!!!!!!!!!

心からそう思えて、初日終わってから、興奮が覚める事はなかった。

そんな時。ツイッターにプロデューサの呟きが…

「飛蘭が覚醒した」

泣いた。直接言われたわけではなかったけど、泣き喚いた。

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よく、音楽は心で歌うものだ、なんて言うけれど。緊張したら、それどころではなく、ダメだしに怯えてしまう。でも、それに負けたらダメなんだ。

ここから飛蘭の歌唱スタイルが確立していった。

どんな時でも、どんな場所でも、楽しむだけ。それだけ。そこに魂を注ぐだけ。思ったように動くだけ。

それが全てだということ。

今でもそれは常に心がけてる。きっと何年経っても、Faylan(飛蘭)を必要としてくれる誰かが一人でもいる限り、全力で楽しんで盛り上げていこうと思う。

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そんな私の幸せを教えてくれたプロデューサー、斎藤さんに… 心から感謝しています。

そして、今までついてきてくれたみんな。これからもこのスタイルは曲げずに突っ走るから、よろしくね!!

 

Faylan

(C)株式会社S

5月8日生まれ、埼玉県出身のO型。幼い頃より歌手を夢見てボイストレーニングを初め、沖縄アクターズスクール東京校でダンスを学ぶ。ミューズ音楽院ヴォーカル科を卒業後、ミュージカルの出演等を重ね、株式会社Sに所属。2008年、TVアニメ『喰霊-零-』の挿入歌「Dark Side of the Light」を世に放ち、鮮烈な印象を与える。2009年7月に1st シングルとなるTVアニメ『CANAAN』OP主題歌「mind as Judgment」をリリースしCDデビュー。その後も立て続けに、多数のアニメ・ゲーム作品の主題歌・挿入歌・イメージソングを担当。