「これは良いリトマス紙」 IT企業社長の提唱する「スーツ強制=ブラック企業」説が話題
2月22日、「株式会社アクシア」の代表取締役社長・米村歩がTwitterで“ブラック企業”の見分け方を紹介。全国のプログラマーから賛否の声が寄せられている。
同ツイートで米村は、「プログラマーになりたい人向けに何か一つ面接の時に聞くべき質問をアドバイスするとすれば迷わずこれです」と前置き。続けて「『仕事の時にスーツ着用は義務付けられていますか?』この回答によって、全てとはいきませんが半分くらいは行かない方が良い会社をフィルタリングできます。嘘じゃないですよ。本当です」と説明した。
さらに「もうプログラマーにスーツ着用を義務付けてる会社はブラック企業と断言してしまっても良いのではないか(個人の感想です)」ともツイート。これに他のTwitterユーザーからは「なるほど、エンジニアを客先常駐させるSES企業の見分け方か…」「これは良い“リトマス紙”だと思う」といった声が相次いでいる。
一方で「スーツの方が服を選ばなくても済むし、楽で良いのでは?」「社会人としてスーツを着るのは別に普通だと思う」といった“スーツ派”の反論も。しかし米村は「プログラマーでもスーツ着たければ着ればいいし、私服着たければ着ればいいと思いますけど、一部では諸事情によりスーツ着用が義務付けられる会社もあるわけで。例えばSES企業とか」と補足しており、単純な「スーツor私服」という話ではない。
一連のツイートで問題となっているのは、プログラマーを客先常駐させるという事業を行っている“SES企業”について。「株式会社アクシア」の社長ブログでは何度もSES企業について取り上げられている。ブログ内の記事には、「SESの実態は派遣と考えて差し支えないと思います。派遣と異なる点は派遣契約という形を取らずに請負契約や準委任契約の形態をとった偽装請負である点です」との解説が。“偽装請負”なので派遣法で禁止されていることも当たり前のように無視されているが、事業内容を「システム開発」と公表しているところも多く、知らず知らずのうちに就職してしまうプログラマーも多いという。
つまりこのようなSES企業を見分ける方法として今回米村が提案したのが、スーツを強制しているかどうか。自社ではなく客先でシステム開発を行うSES企業は、スーツ着用を義務づけているところが多いそうだ。
あくまで「スーツ強制」のフィルタリングはプログラマーへのアドバイスだが、他の職種でも「一般的な企業とルールが違う」と思ったら要注意かも?
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