ゴールデンカムイ 281話 ネタバレ「函館のひと」あの誘拐事件の裏でニアミスしていた2人! アシリパ・ウイルク親子の表情にも注目が集まる
■ついに暗号の場所に到着! 金塊は誰の手に?
五稜郭から始まる新たな夢
2021年6月3日発売の『週刊ヤングジャンプ』27号に掲載された『ゴールデンカムイ』第281話「函館のひと」。ついに刺青人皮の暗号を解き、五稜郭に到着した杉元たちだが…?

漫画『ゴールデンカムイ』公式サイトより
暗号が示す「五稜郭」、それは土方たち幕軍が官軍と戦った最後の場所であり、土方歳三が死んだとされている場所でもあった。そして、若かりし土方の「五稜郭で我々の夢は終わり」という言葉に対し、土方と永倉は「また五稜郭から新しい夢が始まる」と続けるのだった。
五稜郭は過去陸軍に使用されていたこともあり、そんな場所に金塊を隠す大胆不敵さに驚く杉元だが、アシリパは静かに前を見つめている。「アシリパの表情が意味深」「本当に金塊は五稜郭にあるのか?」と、この金塊争いに対するアシリパの想いにも注目が集まっているようだ。
実はあの時ニアミスしていた! ウイルクが見たものとは…?
海賊房太郎によると、元々金塊が隠されていたのは「ロシア領事館」。時はさかのぼり、そのロシア領事館にはウイルク一行の姿が。当時のロシア領事は家族もろとも軍艦カレバラの沈没事故に巻き込まれており、領事館はずっと閉鎖されていたと言う。そんな無人の領事館にはキムシプ以外知っている人間はいないという地下室があった。
しかし一行が地下室に降りようとした時、領事館に誰かいることが発覚。それはなんと鯉登音之進誘拐事件の渦中にいる鯉登平二と鶴見だった。懐かしの三輪車で音之進救出へ向かう2人を見送り、「ここは安全な隠し場所では無さそうだ」と困惑するアイヌたち。これには「誘拐事件の裏でそんなことが」「鯉登誘拐タイミングも場所もやばくてなんてこったい」という驚きの声と共に、図らずも巻き込まれていく鯉登親子を心配する声が読者からあがっている。
鶴見たちを見送り、改めて地下室へ向かうアイヌ一行。目的の場所では、意味ありげに「ウェンカムイにみんな殺された」と語るキムシプ、そして見つけたものに「どういう事なんだ?」と驚きを隠せないウイルクの姿があった。
現在のシーンでは急いで金塊を探し始める杉元一行。「鶴見中尉は暗号を何日も解けないかもよ?」と悠長に構える白石だが、彼の背後には軍服部隊が迫っていた…。次回、戦いは避けられない!?
(文=マルデガワ咲)