ゴールデンカムイ 280話 ネタバレ「決意の号砲」金塊の場所が判明! 土方歳三と関係の深いあの場所に眠る金塊を先に手にするのは?
■鶴見中尉を倒す者
菊田とタバコ
2021年5月27日発売の『週刊ヤングジャンプ』26号に掲載された『ゴールデンカムイ』第280話「決意の号砲」。監視役の菊田特務曹長を銃で撃つ鶴見中尉… その覚悟や意味とは?

漫画『ゴールデンカムイ』公式サイトより
暗号が解けた鶴見は、教会に戻った菊田を撃つ。「これが何かわかるな?」そう語る鶴見の手には、菊田には見覚えのあるタバコの吸い殻があった。それこそが、スパイが使ってきた古い手法“デッド・ドロップ”。菊田はタバコの吸い殻を使って、中央と連絡していたのである。
宇佐美上等兵の手柄により、吸い殻での連絡方法を知った鶴見。だが、瀕死の菊田は「あなたもお終いです 鶴見中尉」と語る。これを受けた鶴見は、中央がいよいよ自分たちを制圧しに乗り出してくると予測し、菊田に向けて放った銃声について「自ら退路を断ち 是が非でも金塊を手に入れにいくのだという決意の号砲なのだ!!」と表現した。
示された場所は五稜郭
ところが、菊田は「あんたを倒すのはノラ坊(※杉元)さ」と断言。「地獄行きの特等席…… 俺のとなりを空けておきますよ」と語り菊田は銃を取り出す。だがそれを見た月島が菊田の頭を撃ち抜き、「鶴見中尉殿のとなりは私の席だ」と言い切るのだった。
一方、汽車で移動中の杉元たちも、ついに刺青人皮の暗号を解くことに成功する。暗号が示すのは星型をした要塞――五稜郭。そこは、土方にとって因縁深い場所でもあった。
こうして「入れ墨が全部揃わなくても解ける」という事実は、土方歳三と鶴見中尉という対立勢力によって、ほぼ同時に暗号が解かれてしまうという事態に発展したのである。
読者からは「意外なほど菊田が物語のキーパーソンで驚いた」「五稜郭と言えば土方歳三が最後に戦った場所だから感慨深い」など、菊田や土方に対する声が多く聞かれた。
総員を集結させ五稜郭を目指す鶴見、そして杉元たち。金塊を手にするのは一体…?
(文=マルデガワ咲)