ペダステのライドアドバイザーって何!? 舞台『弱虫ペダル』SPARE BIKE篇のブタイウラ

【河原田巧也の「ブタイウラ!」】第7回 舞台『弱虫ペダル』SPARE BIKE篇~Heroes!!~

こんにちは。俳優の河原田巧也です。この記事では、僕がリアルに感じた演劇の舞台裏を語っていきたいと思います!

今回は3月に東京、大阪で本番を迎える舞台『弱虫ペダル』SPARE BIKE篇~Heroes!!~について語っていきます!

~舞台『弱虫ペダル』とは?~
週刊少年チャンピオンで連載中の大人気漫画『弱虫ペダル』を、2012年に西田シャトナーさん演出で舞台化。

ロードレースを題材にした作品を、映像も使わず、ハンドル一本と役者の身体のみで表現する独特な手法「パズルライドシステム」により、複雑なロードレースの演出を可能にし、注目されました。

今作で15作目の上演。今回は原作のスピンオフとなる『SPARE BIKE』篇の舞台化となります。

(C)渡辺航(秋田書店)2008/舞台『弱虫ペダル』製作委員会

僕が初めてペダステに出演したのは2013年。シリーズ2作目となる「舞台『弱虫ペダル』箱根学園篇~眠れる直線鬼~」(泉田塔一郎役)でした。

そこから2020年、シリーズ14作目となる「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇 FINAL~POWER OF BIKE~」まで。計12作に出演させて頂きました。

(C)渡辺航(秋田書店)2008/舞台『弱虫ペダル』製作委員会

昨年2月、原作に追いつく形で<新インターハイ篇>を終え、シリーズを卒業しましたが、今回新たに「ライドアドバイザー」という役職を頂き、今度はスタッフとしてペダステに携わることになりました。

ライドアドバイザーとは、ざっくりと言えばOBです(ざっくりいき過ぎた感ありますが)

シャトナーさんの肉体表現演出、レースシーンで使われるライド技術、それに”ペダステ独自”の技術や名称が数多くあるので、初めての方が混乱しないようにしつつ技術を継承していく。それがライドアドバイザーの役割です。

基本となるレースシーンのチェックをしつつ、ときには芝居のダメ出しをしなければならないので、シャトナーさんの考えを探りつつ、自分の立ち位置を探りながら稽古に参加してました。演出の意図にそぐわないものをキャストに伝えるわけにはいきませんので、芝居に踏み込む瞬間はかなり緊張します。

今回で13作目の参加になりますが、スタッフ目線で見るペダステはまた全然違うものに見えました。

例えばフォーメーションを作るとき、稽古場でシャトナーさんから「下手inの~。ここでローリングして~」等の指示をもらい、それをキャストは実践します。キャストは与えられたものをまずこなし、身に馴染ませ、そこから自分なりの色をつける。まずはとにかくやってみることから始めるのです。

これが面白いことにスタッフとして見ていると「なぜこの動きに至ったのだろう」「この意図はなんだろう」と自然と考える。

(C)渡辺航(秋田書店)2008/舞台『弱虫ペダル』製作委員会

役者と裏方では、使う脳の回路が違うと知り合いに聞いたことがあるのですが、そういうことなのかな。

今回改めて思い知らされたこと、それはスタッフの準備期間。キャストが完成稿の台本を頂くのは作品の稽古に入る大体2週間~数日前くらいです。(経験上のおおよそですが)

それに対しスタッフ(特に制作陣)は数カ月~1年以上前から作品に取り組んでいる。長く取り組んでいるから良いというわけではなく、長い期間、頭の中で組み立てていたからこそ、実際に役者が演じるととても喜ぶんです。

「やっとこのキャラクターが動いた!」という風に。初日に観客の皆さんが感じていることを、スタッフの方々も稽古で感じているんです。そういった想いも乗せて、役者は舞台上に立つ。

スタッフとして参加した今作ですが、役者としての気づきをたくさん頂いた公演でした。

 

(C)河原田巧也

河原田巧也(カワハラダ タクヤ)
1991年5月6日生まれ。東京都出身。牡牛座のO型。
舞台『弱虫ペダル』シリーズの泉田塔一郎役や、ミュージカル「黒執事」シリーズのフィニアン役として活躍
Twitter:@takuminar

 

 

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