実は中国人? 「クレヨンしんちゃん」の不思議キャラ・ボーちゃんの本名
■謎が多すぎるキャラ・ボーちゃん
本名にはいろいろな説が
国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」。同作に出てくる「ボーちゃん」と聞けば、多くの人は鼻水を垂らした男の子をすぐに想像できるのではないでしょうか? しかしそこまで知名度があるキャラクターにも関わらず、彼の本名まで知っている人は少ないはず。

「クレヨンしんちゃん」公式サイトより
ボーちゃんの本名には「カタコトで喋ってるし『ボー・チャン』っていう中国人なのでは?」「昔何かの話で『棒井棒太郎』と呼ばれてた気がするんだけど、『石橋ボー』って言われてるのも見た気がする…」など様々な説があります。中には「うちの学校では『東構棒太郎』って意見が強かったな」と特に根拠のない名前予想も飛び交っているよう。
ほかにも有名な本名候補としてあげられるのが「井川棒太郎」です。「井川棒太郎」説ができるきっかけとなったのは、1993年に放送された「相撲大会ガンバるゾ」という回。作中で登場した相撲大会のトーナメント表には、野原しんのすけや風間トオルなどメインキャラの名前と並んで「井川棒太郎」と書かれていました。
ボーちゃん自身が井川棒太郎と直接呼ばれたわけでは無いものの、名前に「棒」が入っているため本名では無いかと推測する人が続出。作中にほかに「棒太郎」と名のつくキャラクターがいないことからも有力な説だと言えそう。
外国での当て字が辛辣!?
ちなみにボーちゃんは、中国だと名前にある漢字が当てられています。なんとその表記は「阿呆」。日本語で「阿呆」といえば、子供の名前につけるにはあまりにも可哀想な意味ですよね…。
もちろんボーちゃんを乏しているわけではなく、中国で「呆」はぼんやりしていることを指します。そして「阿」は親しみを込めて誰かを呼ぶ時に使う漢字。なので単純に日本の呼び方である「ボーちゃん」に一番イメージがあっている字をつけたのでしょう。
日本人に長く親しまれているキャラクターながら、未だに謎の多いボーちゃん。いつか名前が明かされる回が来たら、かなり驚いてしまうかも。
(文=ザ・山下グレート)