ゴールデンカムイ 279話 ネタバレ「俺の手柄」あの名文句はここで生まれた? 鶴見を監視していた菊田ともう1人は…!?
■ノラ坊が不死身の杉元に!
菊田の帽子
2021年5月20日発売の『週刊ヤングジャンプ』25号に掲載された『ゴールデンカムイ』第279話「俺の手柄」。鶴見たちから逃げ、陸軍に入ると宣言した杉元は菊田の軍帽について尋ねるのだった。

漫画『ゴールデンカムイ』公式サイトより
杉元を庇って撃たれは菊田は、どうせ自分は地獄行きの特等席だと自虐的な言葉を吐く。その上で花沢勇作のことを忘れ、陸軍に入る話は本気じゃないなと念を押すと、軍帽を返すよう杉元に求める。そんな菊田に対し杉元は、弟のことで自分を責めているのかと尋ねた。
弟が亡くなったのは自分が陸軍に誘ったせいで、自分が殺したようなものだと自戒する菊田。すると菊田の帽子を被った杉元は、もう自分を許して前に進むよう告げるのだ。「それに俺はめったに死にません 不死身ですから」。杉元に帽子を渡した菊田は、今回の出来事に対して再び釘をさすと、そのまま立ち去るのだった。
2人の監視役
陸軍第一師団長・奥田中将から、鶴見少尉が暴走しないよう監視を命令された菊田は、自分以外にも監視役として尾形の存在を知る。
――時が流れ。1904年の二〇三高地では、陸軍に入隊した杉元の姿があった。そして、撃たれたはずの勇作が目を見開く。
汽車の中、夢から覚めた杉元は、暗号を解くアシリパと土方たちを見守っていた。一方、有古を病院へと運んだ菊田は、「不死身の杉元」として杉元が日露戦争の英雄となったのは「俺の手柄かな」とどこか誇らしげに思う。
菊田が教会に戻ると、鶴見が金塊の在り処を解いたところ。これで金塊争奪戦が終わると喜ぶ宇佐美に、鶴見は本番はこれからと否定。そして、菊田に向けて銃弾を放つのだった。
読者からは「菊田への励ましが杉元不死身伝説の始まりだったのかな」「杉元が英雄になったのと不死身になった切っ掛けも菊田では?」と、杉元の代名詞である“不死身”についての声が多く聞かれた。
ついに暗号を解いた鶴見。果たして金塊争奪戦はどうなるのだろうか?
(文=マルデガワ咲)