黒執事 176話 ネタバレ「その執事、厨房」軍人がシェフに転職?戦場でのお作法にセバスチャンが鉄拳!?
■ファントムハイヴ家に来た待望のルーキー
空席となった料理人の役職に
2021年5月18日に発売された『月刊Gファンタジー』6月号。『黒執事』第176話「その執事、厨房」では、屋敷に連れて来られたバルドがひと悶着を起こしてしまい…。

劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」公式サイトより
兵士の亡骸が無数に転がる洞窟で、場違いなセバスチャンに紅茶を薦められたバルド。そんなバルドだったが、暗闇から物音が聞こえ「敵襲か!?」と習慣で飛び起きてしまう。だが、そこは慣れ親しんだ戦場ではなく、ファントムハイヴ家の使用人部屋のベッドの上だった。
セバスチャンは庭師のフィニアンやハウスメイドのメイリンへと、新しく屋敷で働くことになった「バルドロイ」を紹介した。現在家令のタナカは休職中で、執事である自分が屋敷の業務を取り仕切っているなど一通り説明してから、バルドには料理人の役職についてもらうと告げる。ところが、何も知らないバルドは皆の前で暴言を吐いた後、椅子にもたれながら数日前の出来事を思い出すのであった。
地獄を見た者たち
当主であるシエルにバルドを会わせたセバスチャンは、「料理人の雇用は大切な箔のひとつ」と訴える。自分に対しての“さん”付けを「気持ちわりぃな」と嫌がるバルドだったが、お屋敷の“お作法”だからと譲らないセバスチャン。
さっそく、料理人としての心得の無いバルドへロースト・チキンの作り方を教えることになった。ところが「これが戦場の“お作法”だ」とばかりに、バルドは自分が作った無残な“焼いた鶏”にかぶり付くと、これみよがしに床へと吐き棄ててしまう。靴を汚されたセバスチャンは丁寧に鶏肉を拭うも、「軍隊式の研修をお望みという事ですね」と前置きをしてから、不遜なバルドの顔面を殴り倒してしまうのだった。
今月号を読んだファンからは「知らなかったとはいえ、バルドが命知らず過ぎる」「ずいぶんバルドがヤサグレてるな」など、過去のバルドに対するコメントが多く寄せられている。
優男とバカにした相手に手厚い指導を受けてしまったアメリカ兵士。彼がファントムハイヴ家の使用人として自覚を持つのはいつになるのだろうか?
(文=ヘプノモヒカンGG)