『ちびまる子ちゃん』のサッカー少年・ケンタはさくらももこの同級生!?
■まる子のクラスメイトであるサッカー少年・ケンタ
ケンタのモデルは日本代表として活躍したあのサッカー選手?
「ちびまる子ちゃん」でまる子とクラスメイトのサッカー少年ケンタ。スポーツ少年らしく丸刈りで、明るく真面目な性格が特徴の準ゲストキャラクターだ。「ちびまる子ちゃん」の劇中では、実在する人物がたびたび現れることで有名だが、ケンタもその一人だ。

「ちびまる子ちゃん」公式サイトより
ケンタは小学校6年生で全日本少年サッカー大会で優勝!
ケンタのモデルとなった人物とは、2021年4月現在、J1リーグFC東京で監督を務める長谷川健太氏。現役時代は日本代表のストライカーとしても活躍し、あの有名な「ドーハの悲劇」を経験したこともある長谷川健太。小学校6年生のときに「清水FC」の選手として全日本少年サッカー大会で優勝しているが、「ちびまる子ちゃん」の8年後の世界でも同様にケンタは優勝し、プロサッカー選手になったことが描かれている。
ちびまる子ちゃん原作者のさくらももことの繋がりとは?
ではなぜ「ちびまる子ちゃん」の作中に長谷川健太が登場したのか。それは、原作者のさくらももこが直接長谷川氏に連絡したからだ。
実は、さくらももこと長谷川氏はもともと静岡・清水市立入江小学校(現静岡市立清水入江小学校)の同級生で、高学年のときにクラスメイトだったそう。
長谷川氏の方はさくらももこのことを覚えていなかったそうだが、日産のサッカー部に所属していた時期に、さくらももこが電話で漫画に登場させてほしいと連絡したところ、長谷川氏が快諾。そこから作中に本人として登場することになったのだ。
ちなみに、同じくまる子のクラスメイトで、いわゆるイケメン枠の「大野くん」と「杉山くん」についても、それぞれ長谷川氏本人と長谷川氏の親友がモデルとなっていると言われている。
長谷川が監督を務めるFC東京とちびまる子ちゃんがコラボ!?
こうした縁もあり、2020年に長谷川氏がJ1リーグ通算200勝を達成した際には、FC東京とちびまる子ちゃんのコラボ企画が実施された。
「長谷川健太監督J1リーグ通算200勝記念ちびまる子ちゃんコラボグッズ」がFC東京のオフィシャルオンラインショップで販売されただけでなく、FC東京のホームゲームにまる子が登場し一緒に応援するなど、非常に盛り上がりを見せた。
長谷川氏いわく、他にも実際に同級生だった人物が劇中に多数登場しているとのこと。実際の登場人物をモチーフにしているからこそ、魅力的な作品として愛され続けているのかもしれない。
(文=ザ・山下グレート)